工事監理の実例

出雲市Mビル(店舗併用住宅)新築工事の実例

よく解らないといわれる工事監理を、限られた項目ですが説明してみました。
少しでも監理の意味をご理解いただければ幸いです。

T 工事監理業務は、概ねこちらのような内容であり、
   該当しないものや不要なものをこの中から削除していくこととなります。

U 写真でみる工事監理

 
 1,《杭打立会・確認》
 2,《割栗地業工事の確認》
 3,《配筋状況の確認》
 4,《型枠はずしの確認》
 5,《埋戻し・盛土の確認》
 
 
 6,《基礎・柱脚の確認》
 7,《鉄骨建方検査》
 8,《鉄骨建方検査》
 9,《屋根下地状況の確認》
 10,《屋根工事の確認》
 
 
 11,《外壁防水下地状況の確認》
 12,《外壁施工の確認》
 13,《試し塗り立会》
 14,《塗装施工確認》
 15,《外壁施工確認》
 
各項目の4桁の数字は、工事監理業務範囲リストに準じたものです
工事監理業務範囲については こちらを ご覧下さい
 
1, 0304 《杭打立会・確認》 2, 0306 《割栗地業工事の確認》
杭の打設の工法やセメント、ベントナイトの調合等使用材料や施工状態を確認します フーチングや地中梁等の、根切りの高さや地盤の強度、割栗や砕石の使用材料や厚さ、転圧状況について設計図面と照合します
3, 0405 《配筋状況の確認》 4, 0410 《型枠はずしの確認》
設計図とチェックリストにしたがって正しく配筋が行われているか確認していきます じゃんか(コンクリートの充填不良部分)が無いかの確認やあった場合の処理方法の指示、型枠はずし残し、打ち継ぎ部分の断面やコンクリート上面のレイタンス有無、脱型面のクラック(ひび割れ)などの有無を確認します
5, 0203 《埋戻し・盛土の確認》 6, 0507 《基礎位置確認》
今回は、1階の床に土間コンクリート方式を採用したため順序が入れ替わりました、スラブコンクリートに比べ、ベローコストな為、地業、防湿、断熱等の検討を行ったうえ採用しました 柱の下の地中梁や柱脚、アンカーボルトの径や長さ、位置等を確認のうえ一本一本柱を仮締めしながら建てていきます
7, 0508 《鉄骨建方検査》 8, 0508 《鉄骨建方検査》
柱一本一本の傾きねじれ、梁との取合や接続プレートやボルトの材質、厚さ、径、本数、締付具合などを確認ののち、接合部分のサビどめ状況などをチェックします
9, 1104 《屋根下地状況の確認》 10, 1104 《屋根工事の確認》
屋根の下地となるコンパネを下地のC型鋼へ止めるステンレスタッピングビス等ピッチや出入りなど施工状況の確認をします 下地のルーフィング(防水)の材料や重なり代、状態や屋根材の納まり、割れ、水切り等ステンレス金物との取合、シーリング材等による防水状況の確認を行います
11, 0702 《外壁防水下地状況の確認》 12, 1304 《外壁施工の確認》
透湿防水シート(湿気は通すが水は通さない防水シート)の納まりや重ねぐあいの確認 をします 乾式外壁材料の取り付け状況やシーリングによる防水状況、金物の穴あけ部分の状況等の確認 などを行います
13, 1805 《試し塗り立会》 14, 1806 《塗装施工確認》
外壁のさまざまな取合部分の試し塗り(材料の接着状況検査)の実施と立会い 足場解体前に塗装のむらなどがないかやシーリングの忘れや納まりの不備などを最終確認し、足場解体となります
15, 2003 《外構施工確認》  
 
外構の縁石やアスファルト塗装の厚さや勾配、植栽や雨水舛、散水栓、花壇、庭など図面通りかの確認を行います