第三十三番 松峯山 清巌寺(せいがんじ)(岩屋寺)

      八束郡玉湯町玉造530 TEL0852−62−0516

    御詠歌
   ねがいつる こころのながい じょうじゅして
  ゆのいわやじへ こもるおいずる

 宍道湖を右に見ながら国道9号線で玉湯町へはいる。玉造温泉の標識に従い玉湯川沿いにゆくと右手に岩屋前、その先に岩屋寺跡古墳がある。かつて三十三番の結願霊場はこの山中にあり、岩窟に安阿弥作の観世音が奉安されていた。元禄十五年(1702)に堂宇が建立され、松峯山岩屋寺と称したという。その後明治5年に現在地の清巌寺に移建されている。三方を山に囲まれた玉造の温泉郷。神代の頃櫛明玉命(くしあかるたものみこと)が勾玉、管玉などの宝玉を造ったことに由来し、少彦名命(すくなひこなのみこと)が温泉を発見したと伝えられている。また、東にある華仙山(199メートル)はめのうの山地として知られている。清巌寺は温泉街の奥まったところにある。三間四方、寄棟造りの観音堂には数多くの竹杖や納札が納められている。
 結願の地をここ玉造と定めたのは、観世音の有り難いはからいであろうか。巡礼は皆、湯の岩屋寺へ願いを成就して、心ゆくまで温泉で疲れをいやすことができる。


<ガイド>
●宗 旨/臨済宗
●ご本尊/聖観世音菩薩
●名 所/宍道湖 玉造温泉