この美しい石は、石英の一種です。この石は独立した結晶として、また非常に種類豊富な形、模様、色をもつすぐれた粒状の塊として産出します。石英は頑丈で、結晶が割れない性質を持っており、彫刻やカッティングに最適な石です。
めのうは古代ローマ時代から、装身具として愛用され、カメオ(浮き彫り)やインタグリオ(沈み彫り)を施して、指輪や、ペンダントなどに広く利用されていました。現在はカメオ(浮き彫り)細工が多く、インタグリオのアクセサリーは少ないです。
わが国では、外観が馬の脳に似ているということから「瑪瑙」という字を用い、古代から七宝の一つとして数えられ珍重されてきました。七宝とは七種の宝物のことを言い、金、銀、瑠璃(るり)、玻瑠(はる)、しゃこ、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)のことです。
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