解説 乳牛も人間と同じ哺乳動物の仲間なので仔牛を産んだメス牛からしかお乳はでません。一般的に乳牛のメス牛は生後約2年半で最初の仔牛を産むように育てられ、1日約20〜30リットルのお乳をだします。
解説 牛の胃袋は第1胃〜第4胃まであります。牛は反すう動物と呼ばれ、第1胃から第2胃に入った餌を何度も反すう(口に戻してかみくだくこと)して消化しやすくしています。反すうを経て第3胃・第4胃に餌を送り、小腸で消化・吸収しています。
解説 牛乳と言うのは製品名で牛から搾ったままのお乳は「生乳」といいます。生乳を工場で清浄・殺菌等することで家庭などに届く牛乳となります。
解説 生乳は加工することによって「固まる」「粉になる」など、さまざまに変化します。また、乳酸菌などの活用によって栄養機能性が高まったりもします。乳製品の代表と言えばヨーグルト、チーズ、バターなどが挙げられます。ちなみにマシュマロは卵白・砂糖・ゼラチン・水などでできています。
解説 カルシウムは骨や歯をつくる働きだけでなく、筋肉を動かしたり、神経細胞の働きに関与していたり、血液の凝固にも関与しており、体の様々な機能を調整する働きがあります。ちなみに爪はケラチンというたんぱく質を主成分にできています。
解説 「2010年国民健康・栄養調査」によるとカルシウムの摂取量は、乳児期を除くほぼすべての年齢層で推奨量に達していません。牛乳コップ1杯(約200ml)には227mgのカルシウムが含まれており成人が1日に必要なカルシウム量の約3分の1を摂ることができます。さらに、牛乳のカルシウムは吸収率が高いので、牛乳はカルシウム摂取に優れた食品と言えます。
解説 ヨーグルトには牛乳と同じくカルシウムが豊富に含まれています。しかも乳酸と結びついて乳酸カルシウムとなっているので、いっそう吸収されやすくなっています。
解説 島根県乳業協会には島根中酪、安来乳業(株)、(有)クボタ牛乳、木次乳業(有)、(有)養益舎、古川牧場の6社が加盟しており、酪農家と協力しながらおいしい牛乳をお届けするために日々頑張っています。
島根県乳業協会は島根県牛乳普及協会の会員です。
参照及び引用文献:社団法人日本酪農乳業協会 編集・発行「牛乳・乳製品の知識」2012年10月発行版