第8回しまねの牛乳なんでも検定クイズ

>島根県牛乳普及協会

MILK JAPAN(ミルクジャパン)

〜解答と解説〜

Q.1 牛乳には「???」寿命を長くする効果が期待できることが分かっている。
A. 家電   B. 健康  C. 平均

正解: B. 健康 

解説:

 誰もが健康に長生きしたいと思う現代、牛乳にその「健康寿命」を長くする効果が期待できることが分かってきました。
 みなさん、健康のためにと脂質やコレステロールを気にして動物性食品を控え、野菜ばかりの食生活になっていませんか?実はそれには低栄養に陥り、健康寿命を短くしてしまう危険性があるのです。そのような危険にさらされていないか見る指標に、血清に含まれる「アルブミン値」というものがあり、これを高く保つことが健康寿命を長くするポイントだと言われています。
 近年の研究で、牛乳を飲んでいる人は血清アルブミン値が下がりにくいことが分かっています。下の表にもあるように、70歳の男女を10年間追跡調査した結果、牛乳を毎日飲むグループのほうが生存率が高いことが判明しています。
 また、メタボリックシンドロームや骨粗しょう症の予防などの効果も期待できるため、毎日の食生活に牛乳を取り入れてみてはいかがでしょうか。

図1 70歳時の牛乳飲用習慣別10年間の生存率

Q.2 牛乳に含まれる「ビタミンB2」は「???」ビタミンと呼ばれる。
A. 元気   B. ハツラツ  C. 成長

正解: C. 成長 

解説:

 牛乳には様々な栄養素が含まれており、ビタミン群も豊富。中でもエネルギー代謝を活発にしてくれる「ビタミンB2」は「成長ビタミン」と呼ばれ、小学生の1日あたりの推奨量に対して、牛乳200mlで約20%を補うことができます。ほか、運動能力を高めることも知られています。
 また「美容ビタミン」とも呼ばれ、皮膚の粘膜を正常に保つ働きがあります。牛乳にはほかにも、新陳代謝を活発にしてターンオーバーを促すたんぱく質とビタミンA、皮膚の水分量を一定に保つカリウムが含まれ、肌を乾燥や脂性から守り、潤いのバランスを整えてくれます。

Q.3 牛乳を使う「乳和食」は、「???」の摂りすぎを抑えることができる。
A. 塩分   B. 水分  C. カフェイン

正解: A. 塩分 

解説:

「乳和食」は、塩分の過剰摂取とカルシウム不足という和食の問題点を解消し、栄養バランスを整えてくれます。健康的と考えられている和食ですが、実は食塩の摂取量が増えてしまうという弱点があり、実際に日本人の1日あたり平均食塩摂取量は男女ともに厚生労働省が定める目標値よりも高くなっています。
 そこで、料理家・管理栄養士の小山浩子先生が考案したのが「乳和食」なのです。味噌や醤油などの調味料に牛乳を組み合わせて調理するだけで、コクと旨味を損なうことなくおいしく減塩でき、食事がもの足らず短期間で断念してしまう減塩生活を長期に渡ってサポートします。また、「だしにする」「わる・のばす」「ゆでる・ゆで戻す」「溶く」「酢を加える」の5つの“ミルクマジック”を使えば、牛乳の味やにおいを抑えることができるので、苦手意識のある人にもオススメです!
 乳和食の公式サイトでは、多彩なレシピをご用意。健康が気になる人は、ぜひチャレンジしてみてはいかが?

「乳和食」公式サイト

解説文の参照及び引用文献等/〜おいしい減塩法〜乳和食のすすめ[公益社団法人 日本栄養士会 発行]、
〜目からウロコのおいしい減塩〜乳和食[小山 浩子/著]、
一般社団法人 Jミルク 編集・発行「牛乳・乳製品の知識」、
一般社団法人 Jミルク「乳和食サイト(http://www.j-milk.jp/nyuwashoku/)」

島根県牛乳普及協会