木材人工乾燥施設 マルチドライヤー


乾燥機を越えたマルチ機能は、21世紀地球号クルーの一員として貢献します。

LDMのマルチ機能(乾燥材+安心在庫+耐候性木)

乾燥手順(重量区分法)

装置名称(各部名称)

LDM(パラフィン液相乾燥法)は、天ぷら乾燥

LDM(液相乾燥法)は、100℃以上の高温に溶かしたパラフィン(ロウソク) の中で木材の水分を沸騰させるまで天ぷら料理のように木材中の水分を蒸発させる方法です。 「天ぷらの衣」こそ付けませんが、天ぷら料理のように極めて短時間で木材の乾燥ができます。

シンプルな構造と装置の操作は極めて安全で易しい

LDMマルチドライヤーは、装置がシンプルなうえ、どなたでも容易に安全に使いこなせます。天ぷら料理と同じ感覚で、
木材の樹種や太さなどに応じた温度と時間の設定のみで容易に乾燥ができます。従来の乾級・湿級という概念は必要ありません。
電卓が使える方なら、数時間でLDM乾燥法をマスターできます。一ヶ月でLDMマイスターは間違いないでしょう。
ただし、天ぷら油や一般的な油類では実質上木材の乾燥はできません。どなたもご経験があるように、水分が跳ね大火傷をしたり、
揮発した油の引火爆発あるいは過熱による異臭など環境汚染を引き起こすためです。

背割りなしで芯持ち材が割れずに数時間より乾燥できる

これまでの木材の加工利用を大きく変化させます。木材の収縮の異方性により背割りなし芯持ち材は必ず割れるという常識を遂に打ち破りました。
従来のスギ背割り角の蒸気式乾燥法でも10日あまりを要した乾燥時間が、LDMでは背割りなしで僅か一晩程度です。
ヒノキではさらに短時間で乾燥できます。またマツ類の旋回木理による独自の割れも解消できます。

耐候性機能付与の木材加工も容易に安全にできます

パラフィンは、古来から我が国の神社仏閣を始め、ご家庭でも祭壇や仏壇で常時「ロウソク」が灯されていることからも解るように
安全な物質です。炭素と水素を主成分とするパラフィンは石油から精製されますが、他の不純物は1%の数分の1以下であり、
100℃以上でも熱化学反応が殆どなく安定した物質です。
 ご家庭の「ロウソク」が直接燃えず、室内でも常時利用できるのはこうしたパラフィンの安全性と安定した諸性質によるものです。
また、パラフィンは化粧品や防水紙など多くの日常生活用品に大変広く利用されています。
 LDM乾燥材にパラフィンをコーティング(皮膜)したり、木材表面から数ミリ程の深さまでパラフィンを注入することで
安全な環境に優しい新たな木材の利用が可能になります。パラフィンの撥水性や防水性により森林土木資材や屋外での環境整備資材
としても利用可能になり、間伐材の利用をはじめ森林資源の活用が図れます。

見た目は小さいけれど、力持ちです


一回の乾燥処理は、4〜5立方メートルと従来乾燥機より小さい装置です。しかし乾燥「日」でなく「時間」ですから、
乾燥処理能力は、優れています。例えばヒノキ角では、一日二回転が可能です。一週間では50立方メートルの乾燥能力を持っています。
更にLDM前処理乾燥法により後天乾の併用乾燥とすると少なくとも月間で300立方メートルの乾燥能力を発揮します。
このときの年間丸太潰し量は、7,000立方メートル程度に達してしまいます。

多品種・短時間乾燥のため、納期に対応できます。
LDMは、一本からでも乾燥できます。高温溶融パラフィンの対流による優れた熱伝導性によるものです。


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