中国留学館/留学生コラム
「日本〜ドイツ〜そして大連を体験中

「第8回目 再び貿易大世界へ」(2005年06月15日/更新)

5月30日(日)

結局その後毎週のように貿易大世界に足を運ぶことになってしまった。スカートに続き、この暑いのにコートを一着作ってしまった。これがなかなかいい出来栄えで冬が楽しみ。

こうなってくると今度は逆に今までのショッピングがばかばかしくなってきた。だってこっちのほうが格段に安いし、自分の好きなデザインに仕上がるわけだし。最近ではデパート巡りの回数も少なくなり、乱費も治まってきた。送金を迫られる夫としても喜んでくれるのではないだろうか。
 
が、いいことばかりではない。期日を守らない、出来上がってみるとサイズが合わないという日本人には信じられないいい加減さに加え、最大の問題はセンスの悪さ。どの仕立て屋さんの店先を見ても、「これは〜、日本ではちょっと着られないなあ。」とか「生地はいいのになんでこんなオバサンくさいカットにするわけ?」と首をひねることしきり。普通に仕立てればいいものを、わざわざこんな度肝を抜くような型にするなんてある意味凄い創造力、などとと感心している場合ではない。たまたま気に入った型紙があればいいけど、型紙のないのは、向こうが想像力を働かせて仕上げるから、出来上がってみると自分の理想とだいぶかけ離れている、という悲劇も。

変なセンスで仕上げられないよう、写真持参で細かく説明し、「絶対にこういう風にしてね。」とくどくど念を押している私を見て、友達が一言「なんかあんた中国人化したね。」。
 
第二に値段の交渉がいちいち面倒くさい。どの布地屋に行っても外国人と見るや倍の値段を言ってくるのでそのたびに商談。最初は恐る恐る「も、もうちょっと安くしてくださいません、か?」とお伺いを立てていた私も最近はすっかりずうずうしくなってきて「○○元!?高すぎる。それは外国人に対する値段でしょ。中国人が来たらいくらだって言うのよ?」とか「私は貧乏な留学生で日々努力して勉学に励んでいるのよ。まけてくれないと今夜の夕食を買うお金がなくなっちゃう。(だったら服なんか作るなよ)」などとありもしないことまで平気で言うようになってきた。

まあ、それでも日本でオーダーメードの服を作ることを考えれば格安で、今度は何を作ろうか考えるのも楽しいし、すっかり病みつきになってしまった。留学生活後半のいい楽しみができた。

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