中国留学館/留学生コラム「徒然大連

「徒然大連 その2」(2005年03月03日/更新)

スイスホテルで働き始めて3日目。  私は1年半中国で暮らしたし、中国人の仕事に対する姿勢やなんかは分かったつもりでいた。仕事が終わっていないのにお昼に行くし、面倒くさいことは頼んでもやってくれないし、教わってもいない仕事を押し付けてくるし・・。それでも大体は想像の範囲内だった。でも、今日、私の柔らかい頭でもすごくびっくりしてしまう事があった。

上司のケビンが私に、ある日本人が困っているから助けに行け、と言った。そんなことはよくある事なので、ついて行ったら、ホテルを出て警察に連れて行かれた。どういうことなのか聞いてみると、スイスホテルに泊まっているお客様ではなく、普通の日本人観光客が警察に連行されて、言葉が通じなく困っているから助けろ、とのこと。まさか仕事中に上司が部下にそんなことを・・と思っていたが、どんどん奥の取調室のようなところに案内されて、さあ、通訳!ということになった。

日本人によると、火事があったから興味本意で写真に撮っていて、いきなり警察に連れて行かれたらしい。警察側はどうみても怪しいし、撮った写真を、どうするつもりなのか分からなかったから、カメラを取り上げて、連行した、と主張。結果を言うと、写真を消して一件落着。写真を撮っちゃいけない訳ではないけれど、怪しかったから連れて行かれたんでしょう。

と、まあこんなことがあった。日本では、仕事中にこんなことを頼まれるなんて(しかも上司に!)100%ありえないけれど、ここ、中国ではありえるんだなあ、と、あらためて中国の奥の深さを実感。 私が警察にいる間に、ホテルで日本人が困ったらどうするの〜?って思うけれど、私なんかは、日本人がどんな生き方をしても辿り着けない、中国人の深い深い、懐のようなものを感じた。

でも、その日本の方が助かって良かった。こんなうれしい気持ちにさせてくれたケビンに感謝!なのかなあ??複雑・・・。

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