中国留学館/留学生コラム「徒然大連

「徒然大連 その17〜壁の街の寄り合い〜」(2006年06月23日/更新)

西安は城壁に囲まれた街だ。駅は城壁のすぐ外にあるので、改札を出るとすぐにババーンと城壁が登場する。なんというか、今にも銅鑼の音が聞こえてきそうな、そんな壁。

私は、一目でこの城壁が気に入った。この威圧的で高慢な壁が、なんだかずっと私の中に存在感を放つ。ドキドキする。

街の一角で、おじちゃんたちがワイワイ集まっている。何だろうと近寄って見ると、どうやら犬猫を売り買いしているらしい。そして、よくよく見てみると、その動物達は明らかに病気持ちであった。ぎえ〜っ!!と息をするのも忘れ、走って逃げた。だが、この旅の先に、さらにおぞましい光景を見ることになろうとは、このときの私はまだ知らない。

城壁に沈む夕日は、昔も今も変わらず存在するものを感じさせた。きっと昔の中国人だったら、一日の終わりに、こうやって沈む夕日を眺めて、ゆるやかな時間を楽しむ、なんてこともあったんだろうな。

それにしてもあの可哀想な動物達。目の端で見た彼らの姿が、頭にこびり付いて離れない。当分肉は食せない。うぇ

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