中国留学館/留学生コラム「徒然大連

「徒然大連 その19〜黄河の水は天上から流れ来るのか?〜」(2006年07月15日/更新)

蘭州には黄河を見に来た。特にこれといった関心がある訳でもなく、まあ、折角だし見てみるのも良いかなと思い、駅から黄河までてくてく歩く。
それにしても、この街は砂がもの凄く多い。街のお掃除おばちゃんもゴミより砂に四苦八苦。ちょっと歩いただけで砂まみれ。いよいよ砂漠に近づいている感じがする。気温もやはり少しづつ下がっていて、朝方草は凍るし、顔も痛い。
初めての黄河。ふーん、これが黄河ね。中国の八大流域の内、水の汚染状況がもっとも深刻な黄河。黄河の断流時間も年々長くなっており、海まで流れ込まない時期が増えてきている。かの詩人、李白が生きていたら・・・

と、いうわけで、黄河も見たことだし、駅前で腹ごしらえをして列車に乗り込む。さすがにウルムチ行。濃い〜顔立ちの乗客ばかり。
すると、ひと際目つきの悪いオッサン達が乗ってきた。まあ、のっぺりとした私から見たら目つきも悪く見えるよなあ、と思っていたら、オッサンの後ろに回された手首に手錠が・・・。後ろにピッタリとくっ付いているのは警察なんだろうな。その組み合わせが3~4組乗車。
スリリングだぜ・・・。

隣のコンパートメントでは、民俗音楽か何かを合唱している。それを聞きながら車窓のもの凄い風景を見ていると、中東に居るような錯覚が起きて来る。ちなみに中東とはイギリスから見た言葉だと、高校で習った覚えがある。

蘭州駅の待合室で知り合った気の弱そうなオッサン(葉さん)と、一緒に敦煌をまわる事になった。そう、次の行き先は敦煌。敦煌は夢枕獏のあるシリーズを読んでから、何となく気になっていた町。

シルクロードの要所もある。

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