中国留学館/留学生コラム「徒然大連

「徒然大連 その20〜幸多きことを〜」(2006年08月02日/更新)

5時頃起床。窓の外の星空に圧倒される。
敦煌市内は、駅から130K離れているので、闇タクで市内へ。
ここでは莫高窟という冗談抜きで古い寺を見た。古いってこういう事かと、何だかゾッとしてしまう。

宗教って底無しに興味深い。私は、常々宗教関係には気を留めているのだけれど、穏やかな表情のマリア様や仏様を見ているよりも、こんな風に意地の悪そうな奴が人を踏みつけている像やグロテスクな絵画を見ているほうが、切実にガツンと心に響く。先人はなんて素晴しいものを残してくれたのかと、ひまわり畑でも駆け回りたい気分だ。砂漠はちょっとね、砂に足を取られるからね。

こういうものを見ると、なぜ人間の生活には宗教が存在するのか、人は何を信じているのかを考えざるをえない。文化?社会通念?イデオロギー?どれもぽいけれど、カチリと来ない・・・こんなに興味は尽きないなんて、嗚呼、なんて幸せな私。

宿に帰り、シャワーを浴びると自分から流れ落ちる水が黄色なのに驚く。私は水で洗い流すことが清潔だと考える文化圏で育ったので、日本へ帰ったらきっと忘れるであろう幸せをひしひしと感じる。清潔っていうのは、なんと幸せなのだろう。じーん・・・


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