中国留学館/留学生コラム「徒然大連

「徒然大連 その21〜中国的男女間の権力構造〜」(2006年08月14日/更新)

敦煌は、蘭州駅の待合室で知り合った中国通信の気の弱いおじさんと、上海からやって来た沢山のカメラを抱えた我儘で気の強いオールドミスと回った。

気の弱いおじさんは、中国の僻地に行って、電話線を繋ぐことがお仕事。気の強いオールドミスは、1年に3ヶ月ぐらいは旅に出て写真を撮る人。2人とも色々な所を飛び回っていて、とても若々しい。それにしてもこのオールドミス、すげえ我儘。昼間は写真を撮らないらしく、気の弱いおじさんに「こんなの昼間撮ってどうするのよ?美しくないわよ、無駄足だわ!」ムスッ。。

なーんて言っちゃってさ。おじさんは気が弱いから、可哀想にションボリ苦笑い。このおじさん、たぶん家でもこうなんだそうな。奥さんの尻に敷かれてそうだもん。
 
玉門関は、敦煌市内から車で大分行ったところにポツンとある。そこはシルクロードの関所で、以前は長い長い旅の通過点として賑わっていたらしい。そこに行くまでの道は、道以外、木も草も山もなーんにも無く、距離感さえ無い。こんな場所をひたすらシルクを運ぶために歩いて行くって、一体どんな気持ちなのだろう。台地に丘があり、山があり、木や川があり、初めて自分の居る場所が分かる。何かがあるから広いとか狭いとかが分かる。そんなことに気づいて、なんだか居た堪れなくなった。


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