中国留学館/留学生コラム「徒然大連

「徒然大連 その25〜恐怖列車〜」(2006年08月28日/更新)

カシュガル行きの鈍行列車に乗車。41元也。安い!
空いている席に座ろうとすると、ここはいっぱいだと言われる。仕方が無いので、漢族の女の子の隣に座らせてもらう。しかし、しばらくすると後から乗ってきたウイグルの人が難なく私の断られた席に座る。彼らは広く使いたいからいっぱいだと言ったのではなく、私がウイグルではないからそう言ったのだと気づく。そう気づいて、よくよく見てみると、漢族は漢族で、ウイグルはウイグルでそれぞれ座っていた。なるほど。

子猫が紐でテーブルの下に繋がれている。この猫ちゃん、とても安定の悪い場所に繋がれているから足元もフラフラしているし、紐が短すぎて座ることも出来ない状態。もうその存在が私の胸を締め付ける。でも、猫ちゃんはすでに自分の運命を悟ったのか、それとも諦めたのか、疲れた顔で首を垂れている。まだ子猫なのに、そのうなじはすでに老人(老猫?)のよう。時々、力無く”ニャ〜”と鳴く姿を、今でもありありと思い出すことが出来る。この子猫の飼い主には想像力ってものが無いのか・・・!

泥だらけの子供たちは裸足でトイレに入る。同じく泥だらけのオジサン達は、煙草をやたら吸う。このオジサン達、怒られてもへでもない。ちょっともガマン出来ないらしく、すぐまた煙草を吸い始める。もう、外からの埃と煙草の煙で思わず咳き込んでしまう。
私は、”早くカシュガルに着いて下さいっ!”と静かに地味に願うだけ。

列車で同席になった人に、大量の瓜子を貰い(こんなに一人でどうしろっていうんだよ)、カシュガルに降り立つ。
大体6時間ぐらいの短い移動だったけれど、私は心底疲れた。私が浅はかでした。恐れ入りました・・・!
最後は、カシュガルの内部をお伝えします。瓦礫に見えませんか?でも、あの中で輝く人々の営みがあるのです。


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