「暇人IN大連外国語学院2」(大連外国語大学)
第8回「中国人的20分就是2个小时」(2007年09月15日/更新)

(中国人の20分は2時間です)
短期班に参加している皆様の中には、中国東北地方が満州国と呼ばれていた当時、大連の病院でお生まれになった方、大外が留学生を募集した当初から毎年この短期班に参加されている方、既に20年近く中国語を勉強されている方など平均年齢が低い研修班とはまた違う「渋い」大人達が大勢いらっしゃいます。皆様の留学へお考えは何でしょうか?例えば将来的に長期留学をお考えの方、ご子息を国際色に触れさせたいと思う親御さん、またツアーなどの普通の中国旅行ではなく、自分らしい異色な旅をとお考えの方、はたまた「渋い」大人達と熱く中国への想いを語り合いたい方など、ぜひ一度「中国留学館」に問い合わせをしてみて下さい!この短期班は長期型の留学とはまた違った選び方、違った楽しさがあると思います。皆様のご参加を心より(?!)お待ち申しております。

さて、今回は冰峪沟(びんゆうごう)と言う場所を紹介します。※大連の日本人向けの情報誌などで盛んに紹介されているこの場所ですが、外国人のみならず、大連在住の中国の皆様(以下、大連人)の評価も高い「※小桂林」と呼ばれている中国の水墨画にも出てきそうな風光明媚な場所です。

前日の打ち合わせで「20分程度の簡単な山登りがあります。」と言われ、登山の苦手な暇人も取りあえず安心して出掛けました。

私達が泊まる宿泊施設までは、途中が渋滞していたり、本来のルートが工事中で通れなかったりしていたせいもあり、2時間半の予定が4時間半掛かりました。中国の田舎風景を楽しみながら行けたのでさほど苦にはなりませんでしたが、もしも中国の旅で、長い時間高速道路を利用する旅に参加されるなら、乗車中飲み物はなるべくお控えになられた方が良いと考えられます。日本ならサービスエリアがありますが、途中一つもそのような施設を見かけませんでした。

宿泊施設で昼食を済ませた私達は、早速冰峪沟の入り口に移動し、そこから船に乗りました。当日は快晴であり、冰峪沟の美しい景色を眺めながらゆっくりと船は進みます。この辺りまでは暇人も余裕がありました。

二隻目の船に乗り換えた後、私達は小さな船着場で降りました。船着場の近くに管理小屋のようなものがありましたが長らく使われた様子がありません。目の前の遊歩道とは言いがたい急な階段を見上げて一抹の不安が過ぎりました。一行のほとんどは若い学生さん達でした。何故年配の方の参加が少ないのだろうかと思っていましたが、こう言う事だったのでしょうか?暇人はあきらめて登ることにしました。

遊歩道は険しく、手入れもされておらず、けれども途中途中で見える景色はとても良いものでした。どれくらい登ったのでしょうか、気が付けば私は皆に大きく遅れ、全身汗だくで遊歩道に座り込んでいました。ガイドの方が戻って来て励ましてくれていたようですが良く聞き取れませんでした。

暫く休んでから登り始めたところ、何人かの学生さんが私の横を通り抜け元の道を下ってゆきました。私も彼らと一緒に下りたい気持ちを抑えつつ、なお且つ自分自身を励ましながら、なんとか頂上に着くことが出来ました。更に、頂上で休息を取っていた他のメンバーにも奇跡的追いつくことが出来ました。私は展望台のような建物から四方を見渡しながら、逃げずにこの美しい景色に辿り着いた自分を褒めてあげることに致しました。

下りは下りで険しい道のりでしたが、途中途中できれいな清水が流れていました。この清流が大連市の水瓶であり、私達大外生の飲み水であるのですから、私達は本当に良い場所で勉強をしているのだとつくづく感じました。

いつしか一言も話さなかった学生さん達とも打ち解け、辛かった道中の話で盛り上がりながらバスを停めてある地点まで帰ってくることが出来ました。振り返れば、高くそびえる山のてっぺんに、あの展望台が見えました。

私達はその夜、今日一日の反省会をしながら「冰峪啤酒」(びんゆうぴぃじう)と言う、すっきりしてとても後味の良い、美味しい天然水ビールを心ゆくまで楽しみました。

翌日も少しだけ冰峪沟を散歩してから大外に戻って参りました。

大連は勉強ばかりではなく、登山(ハイキング?)も楽しめる素敵な場所です。留学地をご検討の皆様、この冰峪沟の話をも考慮の一つとして頂ければ幸いです。


補足文

※大連の日本人向けの情報誌:日本料理店には必ず何社かの雑誌が置いてあります。雑誌の中には地図も添付されていてとても便利です。因みに、私は大連ウ○ネバーが好きです。

※小桂林:本来「桂林」とは广西壮族自治区にある世界的に有名な観光地であります。同行者で桂林に行かれた事のある方も冰峪沟を評価されておりました。「小」と言え侮るなかれ、動きやすい服装、履物でお越し下さい。