「暇人IN大連外国語大学3」(大連外国語大学)
第3回「身近にある危険」(2007年09月24日/更新)

暇人は、お馴染みの青泥洼桥に買い物に出掛けました。
中国は現在(9月上旬)※中秋節を控えており、どこの百貨店、スーパーに行っても贈答用の月餅が売っています。
あまり世話になっていない家主の宇宁さんの為に、マイカルで85元(約1400円)もする月餅を買って、大外に帰る為にバスに乗ろうとしました。
割と知られた話なのでしょうが、中国の皆様は行儀よくバスを1列に並んで待っていたりはしません。それぞれの方がそれぞれ我先にとバスの乗車口に乗り込みます。以前紹介させて頂きました冰峪沟の船着場にはわざわざ人を1列に並ばせるための無骨な「柵」があります。注意してみれば他の場所にもこう言った柵のようなものを度々見かけます。
暇人の前に乗り込もうとした中年の女性と、学生と思しき女性が口論を始めました。恐らく乗車口に上がる時にトラブルがあったようです。バスの移動中も激しく罵り合い、そのままバスは終点の大外に着きました。車外を見ると女学生が大人数私たちの降りるのを待っています。どうやら口論をしていた学生の方が「援軍」を呼んだようです。
「おば○ん危うし、くわばらくわばら……」
以前も※二八広場で大人数が婦人を袋叩きにしていたのを見かけたことがあります。「中国は人脈が大切だ」と誰かに言われた経験があります。ボロ雑巾のようになった女性も暫くしてから起き上がり、自分の援軍を要請し始めました。
そのような事を思い出しながら、更に起こった目の前の現実を冷静に観察致しておりました。
婦人はバスから引きずり出され、学生達と掴み合いの喧嘩を始めました。途中から見るのも嫌になり、野次馬(誰も仲裁は致しません)の集団から離れる暇人。同じように集団から離れた中国の若い男性に、「中国的公共汽车是经常那样吗?」(中国のバスはしょっちゅうあのような感じですか?)と、伺えば、「没有,不好意思」(そうではありません。失礼しました)と、男性は気分を害した外国人の為に気を使ってくれました。
暇人は騒然としたバス停から背を向け、そそくさと自分のアパートへ歩き出しました。

補足文

中秋節:「中秋節」自体の説明は不要と思います。中国は日常的に旧暦(農業暦)を用います。9月25日が中秋節です。

二八広場:大連市内に数ある「広場」の一つです。「搬家編」でご紹介する予定だった「布団」のオーダーメイドを安価で扱ってくれる大型寝具店のあるエリアです。