中国留学館/留学生コラム「徒然大連

続・ジロウさんの独り言3(2005年10月23日/更新)

121.突然の断水宣言に一言
「7月10日から18日まで断水します」と突然の通告を受けたのは2日前。10日といえば、HSKの日じゃないか。よりによって大事な日に、わざわざ断水なんて、先生もその辺の事情を考慮して、一日後へ変更するぐらいの調整ができないのか!こんなことでは、いつまでたって留学生は増えないよ。

122.独り旅を決断
9日間も断水になるなら、旅に出よう。行き先は「上有天堂、下有蘇杭」で有名な蘇州と杭州へ。大連−上海の列車があるはずなので、早速大連駅へ切符を買いに行った。が、なんと出発時間が午前11時30分、HSKの時間帯だ。あっさり残念し、針路変更、船で大連−天津、列車で天津−上海。

123.7月10日
この日は、断水開始の日、HSKの日、旅行出発の日。朝5時におきて、顔を洗って、トイレを済ませて、準備万端。6時30分、水道の蛇口から出る水が徐々に細くなって、6時40分断水。

場面は変わって大連外国語学院第7棟303教室、試験終了5分前、ヤバイぞ、時間が少し足りない。隣の学生は、すでに額を机にのせて余裕で寝ているが、突然「うーん」と妙な声を出して失笑を買う。しかし私には笑う余裕はなかった、今回も8級は無理か。

再び場面は変わって、大連港、午後7時、出発だ。私の部屋は3等B(262元)で4人部屋、部屋に入った矢先に一人の青年に「隣の部屋と代わってくれ」と頼まれたので、その部屋へ行くと、今度は別の青年が「部屋を代わってくれ」と申し入れてきたので、またまた変更。朝からせわしない一日でしたが、なんとか無事に出発できました。

124.天津−上海
7月11日午前8時、天津新港に到着。バスを乗り継いで天津駅へ。早速、上海行きの列車を探すと、なんと20時40分出発ではないか!まだ10時30分だぞ!でも大丈夫、天津駅から西へ100m行ったところに新龍というホテルがあり、ここは休憩がOK、18時までなら130元です。きっかり18時まで休んで、その後レストランで20時まで暇つぶしをしてから駅へ。今回は、450元の寝台席で、各席に液晶モニターが有り、常時映画を見ることができます。向かいの席は、無錫で装飾の仕事をしている男性、日本人と一緒に仕事をしたことがあるそうで、「無錫に来たら連絡してくれ、日産の自家用車で迎えにいくから」と言って名刺をくれました。

125.上海−蘇州
7月12日午前7時40分、上海到着。上海駅は想像していたよりも小さかった。上海は目的地ではないので、すぐさま切符を買って蘇州へ。快速にのって45分で到着。あいにくの雨、宿探しで難航するのは避けたいので、駅周辺の宿へ直行。一泊120元の部屋を3日間借りて、早速観光へ。目指すは「蘇州園林」、と言ってもこれは地名ではなく、百ヶ所以上の園林の総称なのです。したがって、一日で観光するのは無理。この日は旅行会社のツアーに参加して6ヶ所を見学。蘇州は水の都、街中を小さな運河が走っていますので、ツアーの中にも船による遊覧が組込まれおり、船中から風情のある街並みを眺めるのも一興。張継の有名な詩「楓橋夜泊」にも登場する寒山寺にも寄ったのですが、寺の塀が、黄色一色に塗られており、ちょっと俗っぽく感じました。

126.重慶から来た女の子2人

7月13日、雨。所持金も少なくなってきたので、ツアーに参加せず、銀行へ。宿のおじさんに中国銀行への行き方を聞くと、歩くには遠すぎるのでタクシーで行くように勧める。しかし銀行に行くだけのためにわざわざタクシーに乗るのももったいないので、結局電車で上海まで出て、上海駅前の中国銀行へ。すこし観光したものの、おもしろくない。すぐさま電車で蘇州へリターン。

私の前に若い女の子2人が座っていたので、どこから来たのと尋ねると、重慶から3日かけてやって来たと言う。2人とも中学を卒業したばかりなのに、もう蘇州で働くらしい。私が一人旅をしているのが、とても危なっかしく感じるらしく、心配そうな表情で「スリに気をつけてね!財布は前のポケットに入れなきゃだめよ!」と、まるで子供に諭すように言ってくれました。少し、ジーンときました。

127.宿のおばちゃん
宿の戻ると、おばちゃんが「あんた、部屋を綺麗に使うね、助かるよ。」と嬉しそうに話しかけてきた。このおばちゃん、結構美人なのに、いつも不機嫌な顔をしていてもったいないなと思っていたのですが、どうやら部屋を汚す奴が多くて、困っていた様子。

128.周荘
7月14日、曇り。この日は、周荘観光ツアーに参加。周荘は、蘇州の東南にあり、九百年以上の歴史をもつ水郷です。イメージとしては蘇州を縮小したような街で、小運河に沿って風情のあるお店が並び、一日観光なら、蘇州よりもこちらの方がお勧めです。ここにもお寺があったのですが、なぜか俗っぽい。不思議だ。

129.杭州へ
7月15日、晴れ。3日間滞在した旅館に別れを告げ、蘇州から快速で3時間、杭州へ。但し、この日は移動と宿探しだけ。杭州駅で、ホテルのパンフレットを持ったおばさんに近寄って目的を告げ、駅から歩いて10分程度のところの三星ホテルを紹介してもらい、ついでに16日、17日のツアーの段取りもお願いしました。

130.杭州駅付近探索
中国銀行を探しながら、あちこち歩き回ったときに感じたことがあります。今までに行ったことのある駅(例えば大連、天津、北京、呼和浩特、蘇州、上海)近辺では、必ずあるはずのケンタッキー、マクドナルドが無いのです。不思議です。ついでに中国銀行も、すごく遠いところにありました。

【前のコラム】  【次のコラム】  【中国留学館トップ】