中国留学館 「留学生連載コラム」__
 
MR.スノーさんのページ
「私の留学体験記」
2001年04月30日/更新
2000年8月下旬、大連は大阪に比べると少しは涼しく、下り立った大連空港は少し暗げだがなんとも言えない心地良さをかもし出していました。この年の春、念願のグッドデザイン賞を受賞したので、3年続けた仕事を辞めて、中国に留学に行く事 >を決意したのです。僕の専門分野である工業デザインは、ドイツやイタリアを筆頭にヨーロッパ諸国やアメリカが留学をするメッカなのに、「なぜ中国?」、と友人や恩師から言われたものですが、市場の無い所に市場を創るというフロンティア精神と、中国のこれからの可能性にかけて選択しました。それともうひとつ、ゆっくりと大陸の気候に触れてのんびりしたいという怠け心です。

中国語は以前出張で来た時にカラオケで教えてもらった数個の単語を知っているだ >けで、全く何も解からない状態でした。日本で下手に勉強をすると「発音を間違って >覚える」と友人から聞いていたので、中国語の勉強は留学してからと決めていました。授業は午前中だけで、初めから期待通り、発音を中心にしっかり教えて頂き、8ヶ月経った今では簡単な議論は中国人と話せるようになりました。先生達は日本語が話せても授業中は話しません。初めの頃はかなりそれで苦労し、何人かのクラスメートが授業に来なくなったりする等とても大変でしたが、今ではその苦労が上達に結びついたと感謝しています。さらに今学期から新しいクラスになり、気の好いクラスメー >トに恵まれ、中国語での発表の場はさしずめコント大会のようで笑いが絶える事はあ >りません。新しく習った文法を使って演劇を授業でやった時は皆で大爆笑、先生も大声で笑っていました。

授業は午前で終わる為、午後からは皆それぞれ買物や観光に出掛けます。さらに多くの学生が中国人の日本語を勉強している学生達と「相互学習」をします。僕は午後から日本語教師のアルバイトをしているのですが、生徒達は皆とても素直でお茶目、そして努力家が多く、1時間35元の給料も全く気にならずに楽しく働いています。また希望する日本人の友人を「相互学習」の為に紹介したりして、彼らが一日も早く日本語が話せるようにとがんばっています。

色々と楽しい事を書きましたが、生活において一番大切な事はルームメイトとの交流でしょう。多くの日本人は1人部屋で暮らしますが、中国語の上達のスピードは歴然と違います。僕は2人部屋に暮らしている身ですが、ルームメイトとの関係は本当に良好で、多くの人に羨ましがられます。本科の4年に在籍するその韓国人は生活においての中国語の教師であり、国境を越えた親友でもあります。習慣や考え方の違いで度々衝突もありますが、その度にお互いを理解し合いさらに良い関係を築いています。ルームメイトとの関係作りに成功すれば、中国語の上達と充実した生活は間違いないでしょう。

そしてこれからはデザイン活動を本格的にするべく、大学院を目指して頑張って行こうと考えています。そこでまたどの様な出会いや生活、そして事件があるのか全く解かりませんが、期待に胸を膨らませています。