中国留学館 「留学生連載コラム」__
 
たろうさんの斜め読み大連日記

3月1日 霧
2002年05月06日/更新
またまた濃霧。今日は後期の授業開始の前に、銀行へ両替と散髪へ。
本来なら予習のひとつもやるべきなんだろうけど、まだ日本生活からのリハビリが
済んでいないようだ。なんとなくドライブがかからない。
昨日は昨日でロシアの学生が戻ってきたので、またうるさくなってきた。
学校側も一応はロシアの学生に対して考慮してくれたらしく、うるさい男子学生の
隣の部屋にはロシアの学校から派遣された先生が住むようになり、夜はその先生が
その子らの住んでいる部屋の入り口にドアができたので、それを施錠することになったようだ。
さらに5月のHSK試験で2級をとれないと退学で、即刻ロシアに帰還することになったそうで、
まま、最近は彼らも勉強するようになった。
でも昼間は相変わらずうるさいので、たろうさんは寮の2階の別の部屋に移ることを思案中。
もう一人のM君はロシア人留学生と別個に授業をしてもらうように学校側に要望していたものが
本日、決裂したたため、残念ながらまもなく転校してしまいそう。(結局はそのまま在籍)
4月には東京水産大学から1名交換留学生がこられるので、たろうさんだけになってしまうことは
ないのですが、まぁロシア語を交えての初級班の授業が下期も継続されそうならM君の決断も仕方ないです。
後期開始早々、色々ありそうな予感がします。
3月2日 晴れ
2002年05月06日/更新
たろうさんが帰国する前までは大連も暖かかったそうな。ところがこの2,3日は結構寒い。
今日は日本から送った本やら食品やらを郵便局へ取りにいったのだが、本は問題ないものの
食品は検疫に行って検印をもらってから、もういっぺん来いとのこと。
以前、実家から食品を送ってもらったときには特に何もなかったので不思議に思っていたら
理由が判明。今回は日本から送る際の明細に「食品」と中身を割愛して書いてしまったから
中国の郵便関係の人も理解してしまったようだ。
前はレトルトカレーとかインスタント味噌汁など中国の人が分からない商品を一つ一つ記載していた。
次回から食品を送るときは明細にカタカナを加えて中国の郵便局の人にわからないようにしておくのが
検疫を逃れるコツかも。
検疫所は郵便局から離れているし、土日はやっていないし、検疫後の郵送品は別の郵便局に置かれて
いることもあるようだ。たかだか検疫のハンコひとつのために
時間が狂ってしょうがない。ましてや日本から送るものは大概大きな、重たい荷物が多いので
次回から送品するときは工夫が必要なのかも。

追:今日は日本から持参していた「明太子」でご飯を腹いっぱい食べた。中国では最高の贅沢。   またしばらくはこの味ともお別れ・・・・・・・
3月4日 晴れ
2002年05月06日/更新
後期の第1日目。ヒアリング能力が落ちているかなと思っていたらそうでもなかった。
逆に中国の漢字をどうやら忘れているらしい。また漢字の書き取りの練習が必要になった。
ままそのくらいなら何とか追いついていくでしょう。
今日も某学生が就職の面接である会社へいきました。偶然バス停であったのですが、その会社に決まれば
1〜2年くらいは日本で仕事をすることになるとのこと。今年の7月に彼らも卒業(日本語専科生なので3年で卒業)
なのですが、今年は学校の派遣だけでなく、私費留学生も合わせると結構な学生が日本へ行くようです。
今の日本語のレベルでは多少心配な子たちが結構いるので、少し不安。
たろうさんの学生の時も卒業時に留学の一つでもしたかったのですが、家庭の経済状況で断念したことがあります。
(まあ、その反動で今頃になって大連にきて勉強しているという側面もありますが。)
彼らは恵まれれていますね。日本へ行ってから学業とアルバイトの両立が大変かもしれません。
できるだけ側面から応援してあげたいですね。
さて春節も終わり日も長くなってきましたし、少しずつですが、風さえ吹かなければ暖かくもなってきました。
中国でいう春節というのは、まさにそれを境にして段々春がやってくるという区切りなのかもしれませんね。
日本なら桜の季節も、もうすぐなのでしょうが、中国は梅の季節がやってくるのかな? あー桜、見たいなぁー
3月5日 くもり時々雨
2002年05月06日/更新
めずらしく雨空。少雨が特徴の大連では本当にめずらしい。しかも湿気が高くてかなり寒い。
午後からの授業には携帯カイロを持参しなくてはならないくらいだったし、スチームも午後から入っていた。
今年は日本も暖冬だったから、こっちも暖冬らしい。
さて授業も再開し、相互学習も再開と思いきや本科の学生には時間割が変わったのか、何の連絡もなく
すっぽかされ、日本語専門科の学生はちゃんとした日本語学習のために専門学校に通う子や就職活動で
相互学習に穴があいてきた。(日本語専門科は3年で卒業となり日本の短大あたりに相当するのかも)
まぁこれもいたし方のないところ。まぁ少し詰め込んで相互学習をしていたので気分的な調整になるので
これもよしとしなくては。
さて日本ではプロ野球のオープン戦も開幕して、いろんな話題を振りまいています。
大連でもアンテナさえ立てることができれば日本のBS、CSの衛星放送は見ることができます。
(日本と比べたらアンテナが少し大きくはなるんですが。本当です。)
しかし中国政府の規制により衛星放送のアンテナはBS、CS共に立てることができません。
韓国じゃNHKをBSアンテナをたててしっかり日本の番組をみてるし(実際私も夏の甲子園をソウルで見てた)、
台湾でもスカパーのアンテナをたてて日本の放送を楽しんでいる人もけっこういると聞いた事があります。
デジタル放送ならちゃんとアンテナを衛星の角度と方向、偏波を確認できれば簡単なんです。
BSのアナログアンテナなんてもっと簡単で、方向と角度さえ間違えなければ取り付けができるんです。
でも、でも中国では見ることができません。アンテナを取り付けるだけで犯罪、罰金、現物撤去となります。
中国にいると何が足りないって「お笑い」がないんです。TVで笑える番組が欲しいんです。
お笑い番組の中国語の意味が分からなくて笑えないんじゃなくて、その番組内容じゃつまんないんです。
中国の番組ももうすこしリラックスした番組作りをしてくれるといいんですが・・・・・・・・・・
3月6日 晴れ
2002年05月06日/更新
天気もよく、湿気もなく気分の良い晴天。朝の目覚めも自然と目が覚める理想的な状態。
でも1,2時間目の先生が風邪で休講。新任の日本語担当のT先生の奥さんからのネット接続の
問い合わせ、晩御飯などの買出し、相互学習、夕食(8時)の後に突然学生からの日文翻訳についての問い合わせ
などなど暇なのか忙しいのか、よく分からない1日。まぁ明日はヒアリングの授業だけなので、よしとしましょう。
最近は今年卒業になる専課学生たちも本当に忙しいみたい。ある子は面接した会社に仮採用となり会社の試用期間に入り、
ある子は日本留学の準備、ある子は専門学校通いで日本語の補習といったように結構ばたばたしてきた。
今日も突然やってきた子は採用の内定している会社(日系化学メーカー)の資料の翻訳について質問を受けたの
だけど、たろうさんには化学の知識はほぼ皆無に近いので結構難儀しました。
ところで彼らの就職活動で不思議に思うのは、学生の間で情報の交換という概念がまったくないこと。
自分が今日どこの会社に面接にいったこと。仮採用がきまったこと。仮採用が決まった会社がどこなのか。
こういったことを友人の間でも一切口外しないようです。
そういう点で考えると、日本というのは会社、学校単位でもいろんな形でのコミュニケーションがあり
夜飲みにいったり、いっしょに昼ごはんを食べたり、情報の交換をいろんな形でやっています。
ところが中国ではそういう形での情報交換はあまり見られないようです。
ましてや他人の無視、陰口、足を引っ張るようなことを平気で言ってきます。
これもまた、良し悪しを無視して考えると、中国の人たちの行動様式のひとつなのかもしれませんね。
3月8日 晴れ
2002年05月06日/更新
午前中の授業が終わってから新しい教科書を買いに大連外語大学まで遠征。
さすが外国語大学というだけあって人種も多彩。日本人もめちゃくちゃたくさん。
日頃、日本人ふたり(男のみ)でゴロゴロしているだけに結構日本の女の子は新鮮。
大外の近くはコンビニも綺麗なパン屋さんや日本料理店、頻繁に走っているバス停、ネットカフェも
たくさん学校の近くにあり、うらやましい限り。我が大連水産学院は全くその逆。
でも、まぁマンツーマンで授業できるし、教室のベランダからの海の眺めは最高にいい。
海のにおい、かもめの鳴いている声、太陽の海に照りつける日差し、全然飽きないです。
それにロシアの留学生も最近は寮内でも静かで勉強に差し支えることもない。
ネットも部屋からつないでいるし、食料品の買出しだけが多少面倒くさいかなぁ。
さて話は変わり、昨日の夜から寮の貯水タンクの点検のため貯水分がなくなった時点で断水、
今日8日は終日断水との連絡が昨日夕方にあり(もっと早くに言えっつーの)今日は飲料水の買出しへ。
おそらくこの国のことだから今日中に点検が終わらずに「没方法(仕方がない)」と言って断水が2日くらい
続くものだろうと思っていたら、案の定その通りに。明日も断水・・・・・
飲料水はなんとかなるが、生活用水が困る。
とりあえず貯め置きしておいた水でトイレの「大」だけはなんとかしていますが、それもあと1回分くらいしかない。
明日は「大」をしに街へ買い物へ行こうと思います。こういう生活も、もう慣れました。(悲)
3月9日 晴れ
2002年05月06日/更新
また相互学習の学生がすっぽかし。意図的かどうかは定かではないものの、どうなっているのやら。
さて、今日も水が止まっていたので、飲料水を購入しに外出。(5時くらいには水の供給は無事回復)
久しぶりにウォールマートまで買い物。今日は大連でよく通うスーパーについて解説。
1、マイカル 地下のスーパーにいろんな日本製品が売っているのでとても便利。
特に惣菜の量り売りで売っている「げそのから揚げ」「鳥のから揚げ」はとっても上手い。
(よく通うので量り売りのパートのおばちゃんと顔見知りになってしまった)           
そこでは「エビフライ」、「寿司」「巻物」「カレーのルーのみ」「うなぎの蒲焼」も
パックに入ってあり、並びの惣菜屋さんでは「ポテトサラダ」「フルーツサラダ」           
「サンドイッチ」が売っている。(結構早くに売り切れる)
飲料では飲料品コーナーに「ポンジュース」から「南アルプスの天然水」、サントリーコーヒー
「BOSS」や「CCレモン」「ポカリスウェット」、カルピスも牛乳売り場のところにあります。
冷凍食品売り場には「ニッスイの冷凍チャーハン」各種、「冷凍保存用納豆」もある。
その他インスタントラーメン、カレー、各種調味料、乾麺、インスタント御茶漬けも
日本調味料コーナーで売っている。
肉屋さんのところには「焼き鳥」も5本で7元(約116円)で売っている。
身、皮、ネギ間、レバーと種類もあり、味も日本同じたれを使っている。
スーパーを出てすぐのところにはフードコート(大きな食堂街というか屋台村みたいなもの)があり
カツどん、天丼、カレーライスからラーメン(チャーシューの厚さと染み込んだはちみつの上手さが絶品)
うな丼、たこ焼き、焼きそば、うどん、そばなんでもあります。
マイカルの6階にも日本料理専門店、地下1階には回転すし店もあり、
大概の食事の用はここで済ますことができます。とっても便利です。
2、ウォールマート ここはいっぺんに食料以外のものも購入でき、吉野家、マックが屋内にあるのでとても便利。
商品のバリエーションとしてはとくに珍しいものの、惣菜でおいしいものもないのですが、
まぁとりあえず最低限必要なものは安いという印象。
でも商品で見栄えのするものがない(ここでしか買うことができないというものがない)のと
商品がいつも同じで新たな発見がないので、足を運ぶ回数は相対的に少ない。
3、カルフール まだ2度しか行った事がない。水産学院からは行くにはチンチン電車で行くことになるのだが、
(遼寧師範大学からは確か近いはず)
この電車が結構混むのであまり乗る気にもならなく、カルフールにはあまり行かない。
でもカルフールのパンはとってもおいしい。特にチョコデニッシュは、おそらく
ここでしか売っていない。これが一番おいしい。行ったときは必ず買う。
生鮮品は商品量、種類ともに豊富。確かにヨーロッパの大きなスーパーと陳列構造は同じみたい。
日本でもあんまり見たことのないスタイル。品物は安くて、物もいいようで、いつも結構混んでいる。
地下にはケンタッキーフライドチキンもあるので、まぁ近場に住んでいる人には便利かも
4、博愛スーパー 瀋陽日本国総領事館在大連出張所駐在官事務所のある黄河路の博愛ビルの1階にあるスーパー。
カルフールからも近いといえば近い。マイカルほどではないにしろ日本の食品がそろっている。
たろうさんもここで「梅干」を見つけたし、カルビーの「ポテトチップス、コンソメ味」を見つけた。
博愛ビルは日本の方々がたくさん住んでいるらしく、商品のバリエーションも豊富。
あまり大きな店ではないのが難点だが、あーこれこれと思うようなものがあるので重宝する。
水産学院からは交通が不便なのであまり行ってはいないけど。
学校の近く、といっても歩いて20分くらのところにもスーパーはあるのですが、これといったものはないので割愛します。
大連マイカルなんて台湾の大きなスーパー以上に日本製品があるかもしれないです。最近の傾向としては中国へ進出した 日本の食品メーカーの中国製食料品がちらほら出てきています。例えばグリコのポッキーですが、チョコはもちろん、 ホワイトチョコ、アーモンドもありますし、プリッツ類も販売が開始されています。大正製薬の「リポビタンD」や ポッカの缶コーヒー、キリンの「午後の紅茶」3種類、サントリーの「ウーロン茶」、キューピーマヨネーズ(瓶詰め) 出前一丁の袋ラーメンなどなど。味も日本の物と変わらないので安くて助かります。
3月10日 晴れ
2002年05月06日/更新
なぜか、あんまり食欲がわかず、とりあえず日本料理屋さんで気を取り直しにいく。
でも食べ過ぎたらしく、かえって気持ち悪くなる。最悪・・・・・・・・・・
昼食後、久しぶりにビデオCDを漁りにいく。ビデオCDのあんちゃんに冬休みが終わって日本から帰ってきたのか
聞かれる。どうやら隣のM君が話したらしい。この店には既に両名ともに面が割れている。
先週はこの店も手入れが入ったのか店じまいしていたが、今日はすっかり元気に営業。新しいものも入っていたので
2種類を購入。
それにしても洋画DVDは結構見当たらない。ビデオCDならシュワルツェネッガーの新作「コラテラル・ダメージ」、
アメリカでヒットしたアニメ「天才少年 ニュートロン」が既にビデオCDになって販売されていた。
このペースなら5月の「スパイダーマン」もビデオCDでの購入になりそうだ。本当にDVD洋画の種類が減っている。
日本のアニメビデオCDなら既に「ヒカルの碁」まで販売されているくらいだ。
まま、しばらくは日本から持ってきた日本製の洋画DVDがあるから、当面、中国の状況は様子をみてみよう。
それにしても胃の調子が芳しくないなぁ・・・・・飯は食えるんだけど、量が食べられない。
3月11日 晴れ
2002年05月06日/更新
天気もいいのだが、胃の調子が芳しくない。お腹は減っているのに食べると食べすぎのような感じがする。
またこっちの水に慣れるまでの辛抱、辛抱。しばらくは仕方がない。消化にいいものを食べてやり過ごさなくては。
さて今日のお題は「花粉症」。春先になると日本じゃ春を告げる代名詞になりつつある花粉症。たろうさんも田舎では
まったくそんな症状はでたことはないのだが、東京に来た2年目に1年だけ「花粉症」になった経験がある。
なぜ1年なのかは定かではないものの、この症状、昔からあったとは聞いたためしがない。
発祥の理由は様々な説が言われているもののディーゼル車の排ガスが有力との話もある。
色々な化学物質の影響により、体質の変化しつつある現代人の体にディーゼル車の排ガスが、花粉症への抗体をつくりにくく させているということらしい。確かにあんまり高齢の人で、その症状で悩んでいる人を見かけない。
さて、中国では「花粉症」とやらの状況はどうかというと、その病気を聞いたことはあるが、かかったことはない人の方が
どうやら大半のようである。街中でマスクをしている人もいるが、それは「風邪」のためである。
大連ではまだ見たことはないが、「黄砂」が吹き荒れたらそういうのも必要なのかもしれない。
そんなことを考えると、「花粉症」も文明病の一つかも。日本のように春先に目薬、マスクが売れる国も珍しい。
3月12日 晴れ
2002年05月06日/更新
だんだん暖かくなってきました。今日も気温が最高16度もあるそうです。風もなくいい気候になってきました。
海側からはカモメの鳴いている声もします。のんびりとした学校です。
少し胃腸も回復してきました。(でもピロリ菌でいっぱいかも)やっとこさ中国の「硬水」に胃も慣れてきたようです。
中国の「硬水」から日本の「軟水」に戻るのは簡単なのですが、日本の「軟水」から中国の「硬水」に戻るには
時差ボケを治すくらい難しいです。
「水」というのは体に一番大切な要素ですので、これから中国に留学する人は一度は必ず体調崩すと思いますが、
何とか慣れますからしばらく辛抱が必要です。
もう一つ注意しなくてはならないのが「水」にも偽者があります。
ちゃんとしたとこで買っても「偽者」は 存在します。今回買った有名ブランドの水も一口で味が違いました。油断もスキもありません。
さて話を戻し、たろうさんは食欲がなく、あまり量を食べられないときはご飯と梅干を食べて、胃に刺激を与えます。
(蛇足ですが、和歌山の「南高梅」のはちみつ漬けが、少し甘みもあり、かつ日持ちするのでとても良いです。)
もしくはキムチを買ってきて胃に強く刺激を与えたりもします。
とりあえず何か食べてください。食べないと必ず体力が落ちて、もっと悪くなります。
体力が落ちると、集中力はなくなるわ、勉強しようという意欲もなくなるわ、大変です。
3月13日 くもり
2002年05月06日/更新
今日は台湾にいたときの話。台北の駅前に三越が入っているビルがあり、そこの地下に確か「寿司岩」さんという
お寿司屋さんがテナントで入居していました。台北市内にはお寿司屋さんがまぁあることはあるのですが、
価格のリーズナブルさと味を考えると、ここの寿司岩さんが一番安心して食べることができました。
(他のお寿司屋さんで、台湾の人が握っている店だとわさびが横からはみ出るくらい使っていることが往々にしてあり)
カウンターとテーブルが2,3あるくらいで本当に小さいお寿司屋さんなんですが、そこで握っているのは
なんと60歳を過ぎた日本のおじいさんなんです。当然、北京語も台湾語もできません。
パートのおばちゃん(台湾の人)やアルバイトのお兄ちゃん(台湾の人)たちが聞いてきた注文をさばいているのですが、
握りがあがると「お茶、リャンコ(2個の意味)ねぇー」、醤油がテーブルで切れていると「ジャンヨ(醤油の意味)ちょうだい!」 と健気に会話して頑張っていた。日常会話もままならず、淡々と黙々と頑張る姿を今でも覚えてる。
あーゆー姿をみると、頑張ってる日本人ここにありって感じで、日本と変わらないお寿司を食べながら、
自分も頑張んなきゃなぁと何度思ったことか。今でもそのお寿司の味は忘れないなぁ。

(((寿司ミニ知識)))
お寿司の「お酢」は関東と関西で好みが多少違い、関東では少し茶色の「赤酢」、関西では無色透明の「白酢」を使う傾向があるそうです、最近はそれぞれをあわせたものをお店により配分比率を変えて使っているようです。
3月14日 くもりのち雨
2002年05月06日/更新
雨は降ってくるわ、霧がすごいわ、寒いわ、天気が芳しくありません。
さて、今日は中国で感じた話。ゴールデンウィークが段々近くなってきました。
その期間どうするのか学生に聞いてみると、家から近い子たちは帰省しますが、家から遠い子は
そのまま学校の寮内でゴロゴロしているそうで、実家でもみんなTVでも見てゴロゴロしている人が
大半とのこと。中国政府がわざわざ富裕層の消費拡大を狙って大型の連休を年に3つもつくったのに
(旧正月、5月、10月)まだ旅行などの消費には振り向けられてはいないようです。
日本なら、一斉に海外や国内旅行へ出発となるのですが、これも日本がまだ豊かな証拠のようです。
日本のTVを見ていて面白いのは、「最近、景気が悪くて・・・・」という女の子が
持っているのは「コーチ」のバッグ、高い腕時計。
ましてや景気が悪いといっても給料が減らされるわけでもなく、解雇されるわけでもない。
中国の人たちには贅沢な話です。
日本の豊かさを改めて認識することも必要な時代になってきたのかと思います。
3月16日 くもり
2002年05月06日/更新
今日、初めて分かったのですが、今住んでいる裏山のその裏になんと「墓地」があるそうな。
なぜ分かったのかというと、今朝方、中国での葬式に使う花輪を持った人が裏山の山道を歩いていたので
不思議に思って学生に聞いたところ、裏山のその裏に「墓地」があり、そこに埋葬にいったのではないか
とのこと。(中国も火葬後、骨壷にて埋葬)。ありゃりゃ。
市内に墓地の標識もないので、どうしているのかと思っていたら割と身近にあったようで。
まぁ中国のお化けが出てきても会話が通じない(相手の言っていることが分からない)ので、
相手もあきらめて帰るとは思うのですが、気味の悪いことは確かですな。
台湾の時は外省人(国民党と戦後いっしょに来た中国大陸の人)と現地の人とは葬式の仕方が違っていて
外省人の人の方が1週間くらいで済ませてしまうのに対し、現地の人の葬式は家によっては1ヶ月近くも
やっているそうな。その間、遺体は専用の冷蔵庫に保存しておくそうです。
葬式用の花輪も黄色、白色を中心に使っており、いつもなら小さいお店だった店先を使って葬式の会場に
していたり、大きな葬儀用のバスに黄色い花輪をたくさんまとって葬送の行進をしていたり、様々です。
日本の葬儀というのは簡潔で短時間に済み、パターン化され、みんな同じような服を着て行われる。
文化の違いというのも、こういうところに現れるようですね
3月17日 くもり後晴れ
2002年05月06日/更新
さて今日、23番バスの中でたまたま日本の女の子の学生が4人乗っていた。23番のバスで黒石礁の前で
既に乗っていたので、おそらく理工大学か東北財経の学生さんかなぁ。
ほとんど日本の学生の話声なんて聞くことが、我が大連水産学院ではないので、とても新鮮。
やっぱり日本の女の子って身なりがきれいだし、細かいしぐさがとっても可愛いし、よく微笑する。
(ガハハ笑いじゃなくてね)
いつも戦っているような、葬式にでもいくような顔をした、余裕のない表情の中国の女の子とはえらい違いだ。
日本の子はあまり自分では気がつかないけど、柔らかいなぁと感じるとこがある。
中国の女の子が無骨な分だけ、そう思うのかもしれない。
3月18日 晴れ
2002年05月06日/更新
先生1名が風邪でダウンし、10時からの授業は休講。自習に切り替わったので部屋で予習の時間に
しようと思ったがなんとなく、洗濯がしたくなり、たまった洗濯物を整理して洗濯。
部屋の中がいつも乾燥しているので、洗濯物を干すか、シャワーを浴びた後ユニットバスのドアを開け放して
おかないとすぐに喉をやられてしまう。季節の変わり目で朝晩の気温差が激しいので注意しなきゃ。
でも今日の天気予報で最近の暖かさはここ百年来の新記録更新とか。平年と7〜8度は違うらしい。
確かに日本も、もう桜が満開だもんなぁ。今年はどこも暖かいようだ。まぁ寒いよりはましかぁ。
さてさて中国というのは土地がいわゆる「国有」。全て国の所有物(政府は人民の所有物と言っているのかも)。
これは結構、いい方策なのかもしれないと思うことある。例えばインフラ(鉄道、道路などの公共物)整備。
政府の都市計画に従って、鉄道、高速道路が通るところには、元居住人民は代替地へ移動することが求められる。
日本なら成田みたいに最初の計画がまずかったから30年たってやっと滑走路2本目、しかも2150mという
中途半端なものしかできない。中国なら「出て行けー」の一言で空港の一つや二つすぐに作れる。
また、国有なので建物のみの購入となり、土地は国からの賃貸料だけになる。故に安い。
こう考えると日本も同様の手段をとれなかったのかと思うことがある。
今の日本(特に東京近郊)の○暴や○暴フロントの企業に塩漬けにされた虫食いだらけの土地なんかいっぺんに
整理されて土地の有効利用されるんだけどなぁ。
(そうそういつぞやかのファイナンシャルタイムスの香港版だったかに日本の官僚のOBがインタビューに答えて  
いて日本の不良債権の半分は直接、間接的に○暴につながった融資だとばらしてたっけなぁ。
日本では小さくしか報道されていなかったのは、どこからか圧力がかかったか?)
3月19日 晴れ
2002年05月06日/更新
いっしょに勉強する相手と進度をあわせるために、初級の前半→中級→初級の後半と中国語を勉強しているが、
流石に中級くらいになってくると日本語にしにくい中国語、日本語の論理ではわかりにくい中国語が細々とでてくる。
日本語を学んでいる学生に聞いても、しっくりいくような日本語にはならないので、たまーに戸惑うことも。
また、日本にはない漢字も中級になるとたくさん出てくるので少し覚えるのが大変。しかも中級になると
毎課ごとに覚える単語も初級の3倍くらいは平気ででてくるので追いつくのが大変。
まぁ表現のニュアンスを理解するのが難しいというのは、英語でもあまりなかったことなので、これが一番難しいかも。
中国語だけでなく他の言語でも中級くらいまでは、コツコツ勉強すればなんとなくたどりつくけど、そこからが難しい。
次のHSKも5月でもうすぐだけど、得点が前回と比較して逆に落ちないか心配。
3月20日 くもり後雨(めずらしい)
2002年05月06日/更新
今日の「中国留学館」のサイトの掲示板に、「今年から日赤の健康診断書でも公安側で居留証の申請を受け付ける人と
受け付けない人がでてきた。」とのこと。そうそう、たろうさんも似たようなことやられました。
たろうさんが日本から留学の申請書を準備する際に国立の病院の方の診断書が必要とのことだったので東京の駒沢にある 「国立何とかセンター」という国立病院(新しくてすごくきれい)でちゃーんと診断書をもらって、大連の公安に申請した
ところ公安のおばちゃんが「これじゃ、だめ、市の指定病院にいって検印をもらってきなさい」と一蹴。
何で必要なのか先生が聞いたところ、これじゃだめの一点張り。とりあえず、その指定病院に行くと、今日は既に 健康診断などの受付は終了しました(この時点でまだ午前11時前)ので明日にしてくださいとのこと。 そこでダメもとで今度は公安のおばちゃんがいないときを見計らって、同じ日に別の公安のお姉ちゃんがいるときに 同じ内容で再度提出。 そのお姉ちゃん、何もなかったかのようにそのまま処理。「指定日以降に取りに来てください!」それだけ。 お前らの基準は一体なんなんだー。ちゃんと統一してくれー。秦の時代のときのように基準をちゃんと国家が作ってくれぇー。 どの道、公安が気にしているのはHIVなんかの感染の可能性のある病気だけしか確認なんかしないんだから、 んなもん、心電図みて不整脈があったって、尿検査で糖が少しでてたって、そんなもの国家になんにも関係ないんだから。 単純に公安局はエイズが怖いんですよ。HIVキャリア(普通に生活していれば感染の可能性はかなり低い)であるというだけで、 もし入国、居留許可が下りなかったから、実際、人権に関する国際問題になる可能性だってあるんだよ。 肝炎のキャリア(中国にはたくさん潜在的にいる)の方が実際は感染の可能性が高いんだから。 さてさて、たろうさんはそれ以降、公安の受付におばちゃん(おそらく管理職)がいる時は、申請書を書いているふりをして その人がいなくなってから申請することにしました。 まぁどこの国も出入国についてはうるさいけど、基準がはっきりしていないのは、いかにも中国らしい。
3月23日 晴れ
2002年05月06日/更新
今日は土曜日なので休養日。午前中は相互学習が2時間だけあり、午後は休養。 中国には日本ではあまり普及していないカセットテープ式の「復読機」というものが結構 普及しているらしく、語学のヒアリング練習用に必要なものと認識されているらしい。 中身はごく簡単なもので上にテープの駆動装置があり、下に小さいスピーカーとカウンター。 中に音声録音用のICが備わっておりテープで再生した音をボタンひとつで再生する。 値段によって最大のICによる記録・再生時間が違うが機能はほぼ同じ。 価格はだいたい100元から200元くらい。 たろうさんが購入したのはシュワルツェネッガーが広告に使われている”歩歩高”というメーカー製。 授業でも毎日使っています。ままリスニングの練習には重宝しますし、値段もしれているので、 中国語の勉強には購入してもいいのでは?
3月26日 晴れ
2002年05月06日/更新
午前と午後に授業(計6時間)があり、相互学習が1コマ(2時間)ある火曜日がやっとこさ終わりました。 結構火曜日はきついスケジュールです。明日の予習だけで精一杯なのですが、今は初級の後半部分に戻っているので なんとか追いついていますが、中級の授業が再開されるとしんどそうだなぁ。 今日はなんと日本の東京水産大学から1名の交換留学生の日本人の男の子が転入してきました。 しかも外国人用に作られた、この寮ではなく一般の学生が住んでいる8人部屋に住むことにしたそうです。 見上げた根性というか無謀というか・・・まぁとりあえず日本人が一人増えたので本当うれしいです。 でもその8人部屋にはTVもないしノートPCを持ってきても電話回線が1回線しかないので、そう頻繁には ネット接続はできないし、10時半には電源が落ちるし、トイレの大は丸見え(ドアなし、壁なし)だし、 トイレから近い部屋なので低気圧が到来したら臭いし、勉強用の個人の机はないしので、彼がどれくらい耐えられるのか 様子見します。まぁ1年間は洋上の人だったようなのでもしかしたら、そのまま耐えられるのかなとも思います。 (追:彼は交換留学生なので2年はこの大学に在籍することになります。) 幸いにも同室の学生達は全員日本語が話せるのでまぁしばらくはなんとかなるとは思いますが・・・・・
3月27日 晴れ
2002年05月06日/更新
寮の隣の部屋に住んでいる、もう一人の日本人M君がある事情で外事局(外国人向け事務室)と一もめし、 外国人教師、外国人向けの本寮から招待所という短期滞在用の宿舎へ移動することになりそう。 授業はそのまま継続して受講するものの生活は招待所へ移行することに。 招待所は短期滞在用なので部屋のみ。電話も、風呂場も洗濯場、調理場もなし。部屋とTVがかろうじてあるのみ。 管理人さんが24時間いるので洗濯機も借りれるだろうし、日本の実家から電話がかかってきても管理人さんが つないでくれるだろうし、風呂に入れなくても頭くらいはポットにいれたお湯を使ってトイレで済ますこともできると M君はいってますが、どうだか・・・・ここ中国なんだから日本人の思うとおりになるとは限らないのになぁ・・・・・・ まずは外国人が居住することが可能かどうか招待所側で再度確認するとのことだけど、ロシアの学生が居住した実績が あるそうなので、まずは問題はないのかも。でも招待所なんで常時住んでいるのは彼だけだし、急に音もないところに 一人で住むようになっても大丈夫かなぁ。まぁ外国ですから色々ありますね。
3月28日 晴れ
2002年05月06日/更新
今日はぜいたくにも昼間っから日本風焼肉屋「力士門」さんへ。 カルビにロース、キムチにご飯。これだけで十分満足。 焼肉のつけだれも辛いもの辛くないものがあり、結構おいしい。ご飯も学校の学食のご飯と比較できない くらいお米自体が全然違う。占めて135元(約2000円)なり。まぁ贅沢は贅沢ですが、こっちにきて 100元を超える食事も始めてなんで、たまの贅沢もまぁ良しとしましょう。 大連市内の日本料理店も「割烹 清水」、大連賓館にある「紅葉」、マイカル大連にある「百人一首」、 外国人向け公安局の近くの「玄海」、フラマホテル斜め前の「桜の花亭」、日本風焼肉の「力士門」にいきましたが、 どこも一長一短。 1、「紅葉」    刺身なら「紅葉」がでかくてボリュームがあるけど、いっしょに出てくるご飯が           なぜか色抜きの赤飯のときがあった。           「紅葉」はカツ丼のときも同じような豆ご飯が使われていたこともあった。 2、「割烹・清水」 刺身定食で刺身が「紅葉」より少ない。トンカツ定食のトンカツがかなり薄い。           同店は他のメニューも豊富にあるし、接客もまぁ良いほう。           ご飯自体はおいしい。 3、「百人一首」  食べ物のボリュームもあり、メニューも豊富。店内も明るく綺麗。           しかしここもトンカツが限りなく薄い。店員さんのコスチュームが和風なんだが           和服に大きい帯をしていないので、なんとなくだらしなく見えてしまうのが           もったいない。 4、「玄海」    食べ物のボリュームが多すぎ。カツ丼、キムチ、ビールを頼んだだけで           しばらく動けなくなりました。カツ丼のどんぶりがラーメンどんぶりで           ご飯の量がむちゃくちゃ多い。おそらく中国現地の方向けにアレンジしているのかも。 5、「桜の花亭」  お店が小さい。昔の日本の定食屋さんみたい。イステーブルが二つあり、           座敷の小上がりになっている所にまたテーブルが二つ。お酒のおつまみになるものが多い。           たくさん焼酎のボトルキープがあるから、日本の駐在員さんの密かな溜まり場なのかも 6、「力士門」   壁一面がガラス窓、昼間は店内がファミレスみたいに明るい焼肉屋さん。お肉はチルドで保存して           いないのか、時間がたつとドリップ(肉汁)がでてきました。でも肉は良い肉を使っています。           肉の脂身も焼くとあまくなり、良い感じでした。ただ日本で一昨年流行った「ハラミ(横隔膜)」が           メニューにありませんでした。 今度はフラマホテル内の「朋苑」、森ビルの「行雲」、森ビル裏の「富士」「旨いもん屋」あたりに いってみましょうかね。でも案外、今回大連に3店目ができた吉野家の牛丼や、大連に初めてできた「珈琲館(中国での店名:真鍋)」 の炭火焼コーヒーが日本の味と変わらなくておいしかったりするのは、皮肉。
3月30日 曇りのち晴れ
2002年05月06日/更新
昨日は夜遅くに雷雨。とても珍しい。しかし雷鳴一発、雷がテレビ局に落ちたのか2つのチャンネルを残して放送が突然停止。 サージ(電気のアース線のようなもの)くらい付けとけよなぁテレビ局に。翌日の今日になって大連電視台だけは回復途中。 他の復旧はおそらく月曜日以降、予定は未定ってとこでしょう。しばらくはラジオが大活躍することになりそう。 ということは市内のどこでも視聴可能なのが大連電視台だけなので、今日、明日は大連市内のビデオCD、DVDが よく売れるんだろうなぁ。 今日は少し疲れてたのか、午前中の相互学習が終わってから昼寝をしたら夕方まで寝てしまった。 まぁたまにはいいです、こんなのも。 明日は日本から新しくきた留学生の人と昼食、その後散髪、買い物の予定なので今日は休憩。 日本のプロ野球の開幕戦のラジオで聞きながら、これを打ってます。あー日本のTV(特にプロ野球)見たいなぁ。
3月31日 晴れ
2002年05月06日/更新
28日の日記に書いた焼肉屋さんのでのこと。接客のお姉さんが一人。たろうさんが店内に入っていくと 「いらっしゃいませー」ここまでは良い。席に着くと「失礼しまーす」とメニューをくれるこれも良い。 おしぼりをくれるときにも「失礼しまーす。」、注文を聞きに来るときも「失礼しまーす。」 お茶を出すときも「失礼しまーす。」エプロンを掛けてくれるときも「失礼しまーす。」 食べ終わった食器を片付けてくれるときも「失礼しまーす。」おしぼりを取り替えてくれるときも 「失礼しまーす。」お茶を入れ替えてくれるときも「失礼しまーす。」爪楊枝を持ってきてくれたときも 「失礼しまーす。」お会計のときも「失礼しまーす。」って言うのかと思ったら「有難うございましたーっ。」とスマイル。 それなら最後まで「失礼しまーす。」って言ってくれたほうが笑えたのになぁ。 それにしても日本語の「失礼しまーす。」って便利な言葉だね。いろんなとこで使ってもまぁ意味は通るもんだ。

「たろうさんの斜め読み大連日記インデックス」