中国留学館 「留学生連載コラム」__
 
たろうさんの斜め読み大連日記

月2日 晴れ
2002年09月22日/更新
昼ごはんを食べたあと昼寝したら、少し寝坊して午後からの授業に遅れてしまった。
中国の大学には、食事の後に昼寝(午睡)の時間がある。冬場は午後1時半から授業 再開。 夏場は午後2時から授業再開となり、昼食を早く済ますと1時間半くらいは眠れる。こういう習慣は暑い国のイタリアやスペインのシエスタなら知っていたが、中国でも 導入されて いるとは中国に来るまで知らなかった。

確かに昼食後に少し眠ると、その後の勉強の調子は押しなべていいことが多い。しかし日本でそんな習慣がないせいか、最初の内は慣れなかったが最近は少し眠ることもある。 うーん中国の学生も恵まれているものだ。しかし、学生達も夜10時半には消灯、朝の5時半くらいには既に起きてサッカーをしているというのは 健康的(すぎる)かもしれないが、個人の自由時間というのはどうなっているのだろ う? 朝なんかまだ眠いやつもいるだろうし、夜の静かになった時間に勉強したい学生もい るのだろうに。 いいんだか、悪いんだか。
月5日 大雨
2002年09月22日/更新
めずらしく中国全土の大雨。
大連も風雨も激しく歩くのも大変。でも明日食べるパン がないので仕方なく買い物へ。
傘が壊れるかと思うくらいの風雨の中、街の中も人も少なくといいたいとこだが、結構街の中は買い物の人が出てきてます。 寒いし、雨すごいけど皆んなタフだね。年間の降雨量がとても少ない大連ではこんな 大雨も珍しいのか案の定、道路は 渋滞(片道3車線もあるのに)、道路は水浸し、タクシーは大繁盛(乗車拒否バリバ リ)、バスも大混雑。今週末はどうやらずっと雨模様のようです。HSKの模擬試験問題を買いに行くくら いは大丈夫そうですが。

さて相互学習の日本語専科生の学生さんたちも、そろそろ進路がはっきりしてきたよ うで、 就職が決まり試用期間に入ったため学校にさえ出てこない子、逆に就職後日本語を使 うので熱心に日本語の勉強をし始めた子、 日本への留学が内定し遊びほけっている子、本科生(日本語専科生は短大の日本語課 に相当するので進学するときは 編入試験を受ける必要がある)試験に向けて勉強している子様々です。 彼ら日本語専科生は5月中に授業も終わり、7月の2週目に卒業の予定。そこからは 就職するものはそのまま就職。 日本へ留学するものは7月中旬〜9月末頃に日本へ出発、もしくは時期をずらして来 年の4月に日本へ留学するとの事。 卒業までに大連で就職先を見つけることができない、遼寧省以外の戸籍の子は帰郷し なくてはならないそうです。 こういうところは日本と違って厳しいですね。就職・・・・私も他人事ではないです ・・・・。
4月6日 雨のち晴れ
2002年09月22日/更新
雨が上がったら、急に暖かくなりました。今日は街にでて、HSKの模擬試験問題と そのテープを購入しようとしたんですが、 HSKの高級テストしか模擬問題/テープがいっしょになったものがなくなってお り、おそらく既にHSK受験生が既に購入して いってしまったんでしょうね。遅かった・・・・。書店の服務員のおばちゃんに初・ 中級のテープがないか聞いても ニコッとして「無い」。まぁスマイルしてくれるだけいいか。仕方ないのでHSK試 験のヒアリングのポイントをまとめた本を購入。 結構知らない特殊表現の中国語がそのテキストにたくさんあって、ヒアリングの能力 というより特殊表現の勉強をしていなかった事も ヒアリングの点数が上がらなかった理由だったことがわかった。HSKもやっぱり TOEICみたいにテクニックが必要なわけだ。 中国語も一般会話まではなんとか時間をかければなんとかなるけど、そこからが難し い。日本語にはしにくい文章や、似たような単語の若干のニュアンスの違い、用法の違い、特殊表現、四文字熟語表現 などなど。HSKの高級試験をチラッと見てきたけど、かなり難しかった。先生が高級試験で 11級(高級試験は9〜11級) を獲得できれば中国の人と同じになるといってはいたが、高級試験はペーパーテストの後、ペーパーテスト合格者のみ面接試験が あるそうな。どこの国の言語もそうだが、語学ってやればやるほど難しい。
4月7日 黄砂により曇り
2002年09月22日/更新
黄砂がすごい。霧かと思ったら黄砂だそうで、日本からの飛行機も着陸できずに、旋 回したのち日本へ戻ってしまった。 中国特にモンゴル付近からの黄砂が吹いているらしく、黄砂はなんとアメリカまで届 いているそうな。 段々、モンゴル付近の砂漠化が進み、黄砂の降る量もだんだん増えてくるだろうし、 砂漠化の進行の食い止めは結構、 気づかれてはいないが中国では大切な環境問題。おしなべて楽観的な中国の人たちは 問題が深刻化してからじゃないと 対応しないのが常で、だいたいはどうにかなると考える。砂漠化の問題も「中国は大 きいから・・・」といって あんまり気にしていない。

ところが、ところがである、砂漠化が進むと黄砂がもっと 量もたくさん、日数もたくさん降り、 中国だけでなく、北朝鮮、韓国、日本への影響がでてくることになるのである。その ことに対してとても鈍感。 工業化が進むと公害問題も必ずでてくる。中国のある製鉄所で排出される排気ガスに より、酸性雨の危険があるので 浄化装置を取り付けるよう、資金援助をした日本が「進言」したが、それに使う金が ないそうで、今でもそのまま Noxを含んだ排気が日々排出されている。人民のための国家のはずなのに人民に知 らず知らずのうちに悪い影響を 与えている。
4月10日 晴れ
2002年09月22日/更新
いっしょに勉強しているM君が風邪気味。
ところでたろうさんの日頃の食生活は日本とほぼ同じ状態を保っている。朝はパン、 昼はご飯だけ買ってきて部屋で 味噌汁とおかず。夜はバラバラ。カップめんで済ませたり、御茶漬けにしたり、冷凍 炒飯をチンしたりマックのバーガーで 済ませたり等等。というのも学食は昼も夜も混んですごいし、学校の周りの食堂はあ んまり美味しくない上に、 1人用には量が多すぎたり、使われる油が多くて次の日にお腹にもたれたり、ある食 堂では食あたりになったりと理由も様々。 プレーンなご飯に味噌汁に漬物か焼き魚、たまにお肉があれば十分。パンも以前は チョコパン、アンパンなど菓子パンを食べて いたが、最近はクロワッサンやフランスパンなど味があまりないものが好きになって きた。

でも吉野家の牛丼は中国でもやめられない。寿司、刺身、天ぷらもいいけど、牛丼も 立派な日本料理。 台湾の吉野家のセットメニューには牛丼と味噌汁、レモンティー、キムチという内容 でだったが、中国の吉野家は牛丼(大) と漬物(長細く切ったたくあんもしくは、つぼ漬け)にドリンクメニュー1品もしく は海苔の吸い物のセットになっている。 中国の上記セットメニューが16,9元(約253円)、あれ日本とあんまり値段が 変わらない。 ちなみに中国も、台湾にも牛丼メニュー以外に豚肉丼、牛+野菜丼、牛+野菜+豚丼 というのがある。(まだ食べたことはないが) 中国の人たちの給与水準を考えてもそれほど安いものでもないが、結構繁盛している ようで、たろうさんが来るまでは1件しか 大連市内になかったのに、半年たったいまでは2件がオープンし合計3店舗が運営さ れている。 店内の装飾、店員さんのコスチュームなどは日本と同じ。肝腎な牛丼の味も日本と同 じ、机の上には醤油と紅生姜、七味唐辛子がある。 日本のような白菜漬け、サラダなどは残念ながらない。 他のファーストフードについてはまた今度。
4月13日 晴れのち曇り
2002年09月22日/更新
やっぱりというか案の定、風邪を引いてしまいました。熱が少し、鼻水が少し、だる さが少し。 悪くならないうちに治してしまおうと思います。本来なら土曜日はジムにいって軽く 体を鍛えるのですが、今週はお休み。  部屋でゆっくり寝ましょうかね。

今日、ネットで見てて恐ろしかったのは、中国のエイズにかかった人の数よりもこれ からかかるであろう人の予測人数。 2010年で1000万人だとか(中国の人口を13億とすると0.8%) 日本でそんな数の人間がかかったら国民の12人に1人の割合(日本の人口を1億2 千万とすると、8%)で、風邪、水虫より 罹患率が高い。あな恐ろしや中国。中国の衛生局(日本の労働厚生省の厚生部門) が、エイズの拡散は防ぎようがないとのこと。 感染経路でもっとも多いのは覚せい剤などの注射の使いまわしがダントツの1位で、 次に売血の際の注射器の使いまわしによるもの。 その次が売春婦による性的感染。発生地域も経済成長の著しい南部、大都市、売血な どに頼るのか西部地域に多いよう。 いまだ特効薬のないエイズ。しかもいつカリニ肺炎などを発病して、そのまま死んで いくのを見守るしかないエイズ。 去年の年末の市内に流れた噂で「青島であるエイズ患者が憂さ晴らしに自分の使った 注射針で街行くひとをこっそり刺してエイズの 道連れにした」との噂が流れた。結構、これ洒落にならない話しで、絶対そんなこと はこれからも起こらないとは限らない。 入国ビザで外国人長期滞在者に対してエイズの感染について健康診断書を提出させ、 感染者には入国を認めないような態度を見せている 中国ではあるが、その実、自国民による自国内でのエイズ感染が急速に広がっている のは皮肉といえば皮肉な話し。 高齢化、高齢化に伴う様々な病気の治療費の拡大、エイズ感染の拡大。中国も急速に 日本と同じような問題で悩んでいくことになる。
4月14日 晴れのち曇り
2002年09月22日/更新
風邪、風邪が深刻。発熱、鼻水、体のだるさが深刻。頑張って水だけは買ってきたけ ど。明日からまた授業、授業。 しかもあしたは朝から終日断水。土日で治そうとは思ってはいるものの、風邪で味が まったく分からない。 折角のラーメンもしょっぱいだけ、麺の固さが分かるくらい。風邪でね、何が一番嫌 かっていったら食べ物の味がまったく わからないことだね。堅い、柔らかいくらいしか全く分からないからね。でも食べな いと風邪も回復しないし。 まぁ風邪薬はたくさん、持ってきてるので何とかはなるけどね。 やっとこさ、鼻水もとまりかけ、熱が少しおさまりかけ。体のだるさがまだ抜けな い。 今日は宿題も予習もガッツで済んだので、もう寝ます。
4月16日 晴れ
2002年09月22日/更新
予習はガッツでやったものの体調回復せず、ヘロヘロなので珍しくも昨日は授業を休 んでしまいました。 まぁずっと寝ていたせいか、お蔭様で午後には飲み物の味がわかるまでに回復。相 当、水分とビタミンCを体内で 使ったであろうから、オレンジジュース(100%)を購入しに、頑張って買い物 へ。

さてさて、今日の話題は国際結婚。というのも昨日、昔台湾でいっしょに中国語を勉 強した女の子から写真つきの メールが届いた。先月出産した子どもの写真つきで。その子は一番台湾の生活になじ んでいなく、自らも台湾の生活に なじめないことを嘆いていたあの彼女がいまや台湾の人の奥さん。生まれた子どもは 二重国籍(日本で里帰り出産のため)。 うーん世の中わからんもんです。社会人生活を10年超してきたのですが、自分の身 の回りの国際結婚のパターンは 圧倒的に外国の男性と日本女性。日本の女性もたくましいもんだ。それともそんなに 日本の男がだめなのか? まぁそれはさておき、最近は国際結婚で旦那の実家が○○で今は××に住んでいてと か、わたしは日本人だけど 旦那は◎◎国と●●国のハーフでだからこの赤ちゃんは・・・なーんてこともままあ る。 85年のプラザ合意後あたりから日本の国際化が一層協調され、モノ、金などの見え るものでの国際化は先に進んできたが、 まぁ人の面でも日本という国は本格的に国際的になってきたことには間違いなさそう だ。
4月17日 晴れ
2002年09月22日/更新
中国の生活は慣れましたかとよく学生に聞かれる。日本語を勉強している中国の学生 さんだけあって、 「郷にいれば郷に従え」と言う言葉も知っている。そんなときはデーブ・スペクター 並みの皮肉を込めて、 「ええ、慣れました。やっと痰も吐けるようになりましたが、手鼻がまだできませ ん。」と言う。 大概の学生は怪訝そうな顔をする。まだシャレが分からないようだ。

この学校で相互学習をしている学生で日本語レベルの高い子にはよく冗談を吹っかけ る。 例えば、見知らぬ子どもが歩いている。その子どもをみてたろうさんが笑いかけたと きに学生が言う。 「○○さん、子どもが好きなんですね。」「うん、作るのはね」 こういうところですぐに笑うか笑わないかがキーとなる。

そういえば、日本の人と中国の人のお笑いの感性の違いについて桂文珍さんの本に面 白い例が書いてあった。 文珍さんがかつて中国の警察の方々の前で高座を開くことがあり、下記のような話し をした。

−−−あるところに小さい頃から何も話さない女の子がいた。
ある日突然口を開いて 「おじいちゃん」というと、おじいちゃんが死んでしまった。
またある日に「おばあちゃん」というとおば あちゃんが死んでしまった。    
またまたある日に「お母さん」というとお母さんが死んでしまった。
そのまた ある日に「お父さん」と言うと隣の家のおじさんが死んでしまった。

まぁここで日本ならクスッと笑いのでるところだが、中国の警察の偉いさんたちは面 白い。
ここでなぜ隣のおじさんなのか真剣に議論する人、他の死因を考える人、ロジックに 間違いがあると指摘する人 様々で笑ってなかったそうである。うーん、なんだかなぁ。
4月19日 晴れ
2002年09月22日/更新
1、飲料水を買ったときの会話   

たろう:「水ください。」   
店員 :「何にしますか?」   
たろう:「あの緑色の。」   
店員 :「これですかぁー」と緑色のサイダーを差し出す。   
たろう:「その上の緑色の」   
店員 :「鉱泉水(ミネラルウォーター)ですね。」   

日本では一般的に水というとミネラルウォーターを指し、ジュース類とは別の言 い方をするのでたろうさんは「水ください」と言ったら、サイダーが出てきた。ちゃんと鉱泉水 と言わなきゃだめらしい。

2、タクシーにて(関西弁バージョンでどうぞ)

たろう:「おっちゃん、あの前の看板な、見えるか?、あの赤の看板で英語って書いてある」   
運転手:「ああ、見える見える、青年宮のとこの赤の看板やろ」   
たろう:「あっこの看板んとこで、止めて」

その瞬間、運転手赤信号を思いっきり無視して交差点に入り込み、右手前に黒の ベンツと交錯しそうになる。
むこうのベンツはスモークガラスから顔を出して、ファックユーの二言三言話し て立ち去ったが、この国ではタクシーの中でも油断できない。ちなみにこの運転手、運転中に同業のタクシー運転手の友人を見つけたらしく、 途中で車をとめ連絡先を友人とやりとりしていた。タクシー運転手が客を乗せているにもかかわ らず途中で降りたのも初めてだ。まあ、台湾(台北)のタクシー運転手みたいに運転手の半分くらいは前科者とい うのも考えものだが。
4月20日 晴れ
2002年09月22日/更新
買い物にいったらキリンの「生茶」が発売になっていた。
早速買ってみた。味はほぼ 同じだけど、 甘みと同時に渋みを醸し出す独特の「渋み」が抑えられた感じがする。あの渋みは確 かタンニンの渋みだったかなぁ。 日本の「生茶」なら何回かペットボトルを振ると、なかなか消えない「泡」がでるの だが、中国製のは、その「泡」が すぐに消えてしまう。おそらく中国向けに多少変えてあるのかもしれない。 しかしながらだんだん中国と日本と飲み物の種類は変わらなくなってきました。

さてさて、今日は「中国から日本へ留学した子の食べ物」に関する面白い話し。
中国から日本へ留学すると、当然食べ物が変わります。中国にいるときはフルーツが 日本と比べて安いので フルーツを食べていた女の子が日本へ留学して、フルーツの値段の高さに驚き、その フルーツが日本で種類の豊富なケーキ類に 置き換わるとどうなるか。・・・・・太っちゃうんだそうです。

極端な例だと半年で 10キロも太るんだそうです。 日本はなぜか果物、野菜類が無茶苦茶高い。台湾も中国も無茶苦茶、果物が安いので 宴会などの食後にはかならずと言っていいほど フルーツがデザートででてきます。日本はまだまだ果物農家を守っている(というよ り農協を守っているとうのが実は正しい)から なかなか安い果物が手に入りません。 中国にいたときに取っていたのが比較的ローカロリーで食物繊維も多い果物にくらべ て、日本ではハイカロリーで炭水化物の塊のケーキ。 いくら日本に留学して、アルバイトで体力を使っているとはいえ、従来少ないカロ リー量で体を維持してきたところに、ハイカロリーが 加わると、結局はアメリカの原住民の人たちと同様のことになってしまうわけです ね。 確かに中国にいると日本の時と比べて、ケーキ類を食べなくなります。中国のケーキ が油っこいというのも理由の一つですが、 個人的に大好きなカスタードクリームのシュークリームが全くないのも理由のひと つ。 (その後、お店を発見!)
4月22日 雨(霧雨)
2002年09月22日/更新
先生いわく、「一雨超える毎に暖かくなっていく」。
んーでも雨の日の今日は寒い。 授業の休み時間も寒くてベランダに出ることが できません。しかし少し体を動かすと汗がでるということはすこしずつ湿気が高く なっていっているようです。

最近は、この学校の生徒の友人で大連理工大学の生徒と相互学習をすることもでてき ました。 彼も、読み、書きは日本語検定の2級くらいはありそうなのですが、やはり聞き、話 しはまだまだのようで、 どうやってうまく相互学習をしようか思案中。 まぁ分からないところを中国語で説明しているので、たろうさんにもいい中国語の練 習になるので良いのですがね。

大連理工大学にも日本人の留学生はいるのに、その「ツテ」が彼にはないようで、 わざわざ理工大学からバスに乗って10分、バス停についてから歩いて15分くらい かけて、この水産学院へ相互学習に来てくれます。 (なんとなく恐縮です。) しかも彼らはわれわれと違って授業がびっしり入っており、特に月、水は夕食時間を 挟んで8時過ぎまで授業があるそうで、 (脳みそ加熱せんかね、本当。)その中を何とかやりくりしてやってきてくれます。 それにしても、中国屈指の理工系大学ということもあり、優秀な学生がそろっている ようです。 2回しか相互学習をしていませんが、日本語のコツの飲み込みが早いような気がしま す。 その彼が来週は理工大学の別の学生も連れてくるというので、まぁ了解はしました が、この彼も元々、水産学院の学生の紹介で やってきたのですが、こうやって中国では人の輪が繋がっていくようです。
4月26日 曇り
2002年09月22日/更新
うーん、また寮の中でお金の盗難事件が発生。 盗まれたのはロシア人の女の子。お金 と携帯電話で総額8000元(!)くらい。

しかし今回は盗んだ犯人がロシアの男の子とすぐに判明。でも未成年であることや学 校の治安管理は警察の管理外なので 学校側としては盗んだお金の返金と盗んだ学生の帰国退学で処理する模様。これに伴 い犯人隠匿、素行不良、学業不振の理由で 他のロシアからの男の子2名も除名、退学。まぁこのほうが双方にとっていいことで す。中国語の勉強もする気のない子を、交換留学生だから といって連れてきてもダメになってしまう典型的な例といえるでしょう。 まぁロシアの女の子は比較的まじめに勉強してくるようになり、漢字はまだまだだけ ど、会話はなんとかなってきているし、 女の子だけなので夜も騒ぐわけでもないし、まぁ男の子がここ数日で退寮すると、た ろうさんにとっては学習環境は抜群によくなりそうです。

それにしても盗んだ8000元くらいの金がほとんど残っていないとのこと。日本円 に換算しても12万円くらいのお金を、ここ中国で 使おうとなると結構なものが買えるはず。あいつ何に使ったんだ? (後日談)なんと盗んだ学生の両親が自分の子が盗むはずはないと主張し、なんとそ の子を大連外語大学に転校させてしまった!!!大連外国大学に留学している日本人留学生の皆さん、部屋の施錠、学内の 治安に十分、ご注意ください。

たろうさんの斜め読み大連日記外伝
「上海旅行記」
4月27日
2002年09月22日/更新
4月27日の朝8時20分発の飛行機で上海まで5日間の旅行。目的は中国で一番成 長しているであろう中国の都市を自分の目で 見てみることと、蘇州、無錫などの古都を学ぶこと。

27日は週末ということもあり 大連空港は結構混んでいた。 というかいつもこんな感じなのかも。中国では国内線でも航空チケットにカウンター で変更して、ゲートをくぐるときにはパスポートが必要。 (ちなみに台湾ではこんなことはなかった。)飛行機は1時間半で上海に到着。 空港までの送迎を頼んでおいたので、その車で上海市内へ移動。上海の浦東空港へは 現在リニアモーターカーのシャトル列車の建造中。 今は車で市内まで1時間くらいかかるものがリニアモーターカーだとなんと”7分” で到着するそうな。加速時の圧力「G」をどれくらいで 計算しているのかは定かではないのですが。 まぁ、上海は市としては流石に大きいのですが、いわゆる観光スポットと呼ばれると ころだけ考えると、それほど大きい街でもなかったです。 確かに新しい建物はでかいでかい。ランドマークタワーみたいのが林立しているよう な感じ。そのすぐそばでは低層の建物が乱立している というのは、なんとなくアンバランス。新旧入り乱れるって感じです。

ホテル着後、早速市内をぶらぶら。まずはバスに乗って浦東地区にある元の上海森ビルにお土産の日本の雑誌を購入しに。 同ビルは既に売却されているようで別の名前になっていますが、日本書籍販売店あ り、スターバックスコーヒーあり、ローソンあり 日本航空あり、どんぶり飯屋さんあり、サントリーのレストランあり、日本企業が集 中して入居して実質的には旧森ビル時代と 特に変わってはいないようでした。スタバでホットチョコを飲んでから今度は地下鉄 で上海駅へ。本当はそこから乗りついで 魯迅記念公園までいこうと思ったんですが地下鉄3号線の乗り換え口が分からず(駅 前の人に聞いても地方の人が多く、なまりがきつくて よくわからない)タクシーで魯迅記念公園へ移動したが4時過ぎで既に閉館時間。し かたなく同公園近くをぶらぶら。 いわゆるこの付近は旧日本租界なのですが、大連と比べて道路が日本と同じくらいに 狭く、自転車で移動する人がたくさん。 建物も昭和初期のあたりに作られた古い建物が多く、並木道が長く続き、元々イメー ジしていた中国がここにありました。

その後、またバスで市内を移動。とりあえず終点まで乗ってみる。上海の市内バスは 未だにチケットを売る人が乗っていて、 乗車したあとにその人にお金を渡してチケットを引き換える。 上海市内は1階が商店、2、3階以上が住居というバターンが大半。建物はとっても 古いし、汚い。でも1階の商店はコンビニが たくさんある。ローソンから現地コンビニまで。大連とはえらい違い。
4月28日
2002年09月22日/更新
4月28日はガイドさんについてもらって上海市内観光。上海東方明珠(上海テレビ 塔)、寺、豫園、南京東路、足裏マッサージ 夕食後、外灘の遊覧船観光と定番どころを駆け足で見て回る。南京東路はTVで見る よりはなんとなくデパートも外観が古い。 売っているものも取り立ててここ上海でしか買えないものでもなさそう。一番うれし かったのはハーゲンダッツのお店。 大連にはヒルトン大連しかハーゲンダッツは売っていないし、同じ市内でもあそこま でいくのが不便。 それにしても回転すし屋さんも2店補あったし、日本式ラーメン屋さん、日本式カ レー屋さん、サブウェイ、マクドナルドにKFC、 やっぱり大きい町はいいです。 一番最後に外灘の遊覧船に乗ったのですが、これすごくいいです。今頃の時期ならよ るの8時くらいの夜景が一番いいです。 たくさんの建物がライトアップされ(黄河の汚い水は夜の暗闇に隠され)とても綺麗 でした。 上海は高速道路も青いライトが道路下で点灯しており、電気代のことをさておくと日 本の観光を考える際の参考になるかも。
4月29日
2002年09月22日/更新
4月29日、この日は朝6時半出発(!)で蘇州、無錫へ。

ガイドさんの説明を聞く と本当に参考になる。地球の歩き方では カバーしきれないことを色々教えてもらえる。無錫では錫恵公園散策、太湖遊覧。太 湖は本当に大きい、琵琶湖並みはあるのかも。 でも琵琶湖との違いは太湖は平均の深さが3メートルくらいしかない浅い淡水湖で、 有名なのは貝類なのだそうである。 無錫はなぜ無錫というのかというと、この地では錫だけがなぜか取れなかったからだ そうだ。(ほんまかいな?)

さてその後、蘇州へ。その途中、経済開発区のそばを通ったが日本企業の多いこと多 いこと。まだまだ建設中のとこがボコボコあり 中国の成長具合をまざまざと見せ付けられるような感じ。

さて蘇州。寒山寺、虎丘、拙政園と見て歩く。寒山寺ってなんなのか予習をしていか なったんだが、なんとここには奈良の寒山寺に ある「除夜の鐘」の原型がここにあった。ここから2つある鐘のうちの一つをここの 住職の一人の寒山が日本へもっていったそうな。 あー知らんかった。故に日本の観光客も多いらしく大阪の池田市や石川県の金沢市が 蘇州の友好都市らしく、記念植樹があった。

次に虎丘へ、ここにはなんとイタリアのピサ同様の斜塔があった!斜度は2度。地盤 沈下でそうなったらしい。 中国ももっとこういうとこを観光スポットとしてアピールすればいいのに。日本のみ んな誰も知らない。 蘇州は古い町ということもあり、家並みも低く、高い建物がない。しかも中国なのに 道が狭い狭い。自転車、自動車に油断すると 轢かれてしまいそう。 この街でびっくりしたのは「走っている」市内バスからおばさんが顔を出していたの で、また痰でも吐くのかと思ったら、 バスに酔ったらしく痰ではなく「走っている」バスの窓から「ゲロ」を吐いていまい した。日本でもそうそう見られるものでは ないですが、もらいゲロしそうになったので別の方向を見ていましたが、ガイドさん たちは「あーあ」といいながらも そのまま見ていました。これも国民性の違いというものでしょうか。
4月30日
2002年09月22日/更新
4月30日、この日は自由に上海市内観光。しかし雨。ゆっくりホテルの部屋でゆっ くりして市内観光へ。

もう一度、南京東路を散策。試しに元禄回転寿司というお店に入ってみました。メ ニューは基本的には御寿司なのですが中国の人向けに メニューは多少変わっていました。例えば握り寿司で白米だけでなく「黒米」という 本当に色の黒い、なんとなく噛むと甘い米を 使って2段重ねにしてシャリにしていたり、いわゆる中華料理が回転台で回っていた りと。また痛みやすいネタの鯖や鰯はなし。

近くのCD、DVD屋さんへびっくりするくらい種類があるのかと思ったら、そうで もない。大連のほうがパチもんのDVDや ビデオCDの種類があるような気がした。その後、いわゆるPC街の徐家●(さんず いに□の右の棒がない感じ)にCD、DVDあさり でもと思ったらハードばかりでソフトは一部のゲーム用ソフトなどのPCソフトの み。 (あとでガイドさんに聞いたらパチもんは一般の道路上で特定の場所ではなく、転々 と場所を変え闇で売られているそうな)

ぶらぶらついでに地下街をあるいていたら地下2階建てになっている衣服街みたいな ところがあった。中、高校生向けの安い服だったり アイドルのポスターやカード、アクセサリーなどの小物が売っていた、中には内装も 凝っていていい感じの店もあったし、店の名前も 東京を意識した店の名前もあったけど、大半は日本の1960年台の田舎の洋品店な み。まぁ地下2階というのも国防上で作られたものを そのまま転用しているだけの感じ。近くに太平洋百貨店(おそらく台湾資本)があっ たが天井が低く、商品構成も60年代の日本のデパート みたいな感じ。ただ良かったのは7階にナムコさんがやってるゲーセンがあり、そこ はまぁまぁ新しいゲームがあり、そこそこ楽しめるかも。 女の子がテトリスやパズルボブルを一生懸命やっているのは日本と同じ。男の子が鉄 拳に夢中なのも日本と同じ。

返り際の地下鉄で運悪く、ラッシュ時に出くわす。その混雑している地下鉄電車の中 で、なんとスリがいた。たろうさんの後ろのポケットを まさぐっていたがすぐに気づいたので振り返ると2人のドイツ人の立っている間に一 人の中国人。位置からしておそらくこの人が犯人。 ポケットには小さなメモくらいしか何も入っていなかったのと、暑さでポケットの中 まで汗ばんでいたのでこの人もすぐに手を抜いた模様。 あーやっぱりいるとこにはいるもんで。ちなみに上海にはバスの中のスリが多いそう で、女の人のスリもいるのでご注意。

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