ガーデニングのこつ |
胡蝶ランの育て方
胡蝶ランは主に亜熱帯から熱帯地方の原産が多く、日本で育てる場合、原産地と異なる環境条件のため、下記のことに注意してください。
鉢・用土について |
ポリポット植えになっていますので、ひとまわり大きい鉢(4〜5号)に水苔またはヤシガラを使用して植え替えしてください。植え替え時期は春と秋のいずれかです。鉢は素焼が最も良いですがプラスチック鉢でも使用できます。 |
施肥について |
肥料は液肥を3月〜9月の間与えます。活力剤と併用しますとなお一層、生育及び開花時に良い結果が得られます。植え替え時の施肥は1ヵ月後より始め、蕾がでたら花が咲き終わるまで、施肥しないでください。 |
置場所について |
5月下旬〜10月中旬までは、風通しの良い所に置いてください。ただし7月〜8月は寒冷紗やダイオネット等で日除けをします。その後は日当たりの良い窓際において育ててください。置場所の温度が10度以下になると、花が咲かなくなることがありますので、特に注意してください。 |
水やりについて |
5月〜9月の生育期には、夕方たっぷりと水やりしてください。その後は回数を少なくします。生育期以外は用土が乾いたら水やりします。水のやり過ぎは、根ぐされの原因になりますので、特に注意してください。 |
害虫および病気について |
カイガラムシが秋から春にかけて、葉の裏に多くつきます。これらは樹液を吸うため、ほうっておくと次第に弱ってきます。また、カイガラムシの排泄物が原因で、すす病が発生したりもします。見つけたら歯ブラシできれいにこすりとり、ジメエートやカルホスなどの殺虫剤を散布してください。また、ナメクジも発生しますので、見つけしだい補殺してください。予防のため2〜3ヵ月に1回、殺ナメクジ剤を置場の棚の上などに置きますと、誘引・殺虫できます。病気は、軟腐病と黒斑病が、秋から春にかけて風通しの悪いときに発生します。軟腐病には銅水和剤、黒斑病にはダイセン水和剤などの殺菌剤を散布し、予防してください。 |