アロマテラピーの効能

アロマテラピー(3328 バイト)

 

<心身症への有効性>

胃潰瘍、十二指陽潰瘍、気管支喘息、高血圧、不鴨症、アトビー性皮膚灸、偏頭痛、月経前症院群、慢性関節リウマチ、過敏性腸症候群など心身症といわれる病気の原因の多くはストレスだと考えられています。
ストレスには心理的なもののほか、騒音などの物理的ストレス、カビやダニなどによる空気の汚れなどの生物学的ストレスなどがあげられます。
それらは私たちの五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を通して察知され、そこから神経を介して脳に伝えられます。脳ではその情報を受け取るとそれに対処すべき指令を、神経を介して体の隅々まで送り、体の状態を変化させます。このようにストレスと体はあるところで折り合いをつけるのですが、さらに強いストレスや長期間にわたるストレスが加わると体はもはや人間の適応能力の限界を超え、心身症となって表れるのです。
アロマテラピーが心身症に有効である理由を、胃潰瘍を例に説明しましょう。まず、ストレスが脳に伝わると体はそれに対応するため戦闘状態に入ります。胃の動脈が収縮するように指令が発信されるので、胃の回りの血流が低下し十分な酸素や栄養素の供給ができなくなります。さらに塩酸などの消化酵素の分泌が盛んになるため胃の粘膜は攻撃を受け、その結果、潰瘍ができてしまうのです。ここでラベンダーのような鏡静作用のある香りを嗅くやと、その快い香りによって心の緊張が解かれ胃への血流が回復します。
ストレスというマイナス要因を取り除くと元の健席な状態に戻る力、つまり自然治癒力が人間には備わっていますから、潰瘍は結果として治ってしまうのです。
一方、胃薬を飲んだ場合は潰瘍そのものを一時的に治すことはできても、それを引き起こした元の原因であるストレスを脳のレベルで癒すことは不可能です。
つまりアロマテラピーと医薬品では働きかけるレベルが異なるのです。

 

く成人病への有効性〉

私たちは毎日食事をとっていますが、この目的は食物によって得られる栄養素と、呼吸によって得られる酸素を体の中の細胞内で燃焼させ、それによって発生するエネルギーですべての生命活動を営むことにあります。しかしこの過程で活性酸素というやっかいな物質が発生します。この活性酸素は体内の細胞と結びつき細胞を傷つけます。酸素と結びつくことを酸化といいますが、この酸化こそが老化の本質なのです。具体的に言えば皮膚が酸化するとシミやしわになり、血管が酸化すると動脈硬化など成人病の一連の症状が起こり、また脳が酸化するといわゆるボケ症状となります。
何百種もあるハーブにはどれにも共通した有効成分としてこの酸化を防止(老化防止)する作用が認められています。従って日常的にハーブの香りを取り入れることである程度まで老化を防止し、成人病を予防することが可能になるのです。
またハーブティーには活性酸素を除去する酵素が多量に含まれているので、食後のハーブティーは実に理にかなっているのです。この活性酸素は、人が年齢を重ねるにつれて多く発生しますが、それにストレスや大気汚染などの環境悪化が拍車をかけることもわかっています。
いつまでも若さと健康と美しさを保ち、日々を楽しく過ごしていきたいものです。そのためにハーブの持っている自然の優しい威力を活用することを提案したいと思います。