銀林の恵み森活プロジェクト

自伐林業の実現と林地残材の販売の仕組み作り

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森の健康診断開催

平成27年9月12日に大田市で第一回森の健康診断が開催されました。

三瓶青少年の家に集合してイベントの説明や注意事項を聞いた後、

総勢26名が5グループに分かれて、三瓶・川合・富山地区の10地点の診断を行いました。

現場では簡単な道具を使って樹高や樹木の込み具合、下層植生などを調べて記録していきました。



注意事項 記念写真

説明や注意事項を聞いた後に全員で記念写真を撮りました



山林01 山林02

地点によっては急斜面で難しいところもありました。



尺蔵 直径メジャー スケール

道具を使って樹高や樹木の直径や間隔を計測しています。



下層植生

葉っぱなどを集めて種類を数えています。



発表01 発表02 発表03

最後にグループ毎に発表しました。



午後から天候が悪くなり少し雨も降ってきましたが、誰も怪我をすることなく終えることができました。

思った以上に過密・超過密が多かったですが、これを機に普段山に入らない人にも興味を持ってもらえれば 幸いです。

それでは次回第3弾「林業技術実技研修会&講演会」もよろしくお願いしますm(_ _)m



今回の調査結果は以下の通り

結果

<表の説明>

草と低木の種類は、多いほど豊かな下層植生を形成する可能性があり、
林分形状比は、木の高さと太さのバランスを示すもので、80以下ならば概ね健全な状態と言える。
後半の数値から導き出された相対幹距により、森林の混み具合が判定されるが、
今回の調査地点の8割は、過密か超過密と判定された。
ただ、林分形状比から逆に8割の地点で木の生長状態は健全であると判定された。
ここから、多くの森林はある時点までは、間伐等の整備がなされて健全に育ってきたが、
最近は整備されなくなったために森林の木が混み合い、危機的状況になりつつあることが推測される。
逆に、現在間伐すれば健全さを保てる森林がたくさんあるわけである。

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