組織概要

私たちは働く者の協同組合(労働者協同組合=労協)です。

 しまね就労福祉事業団は、年をとっても元気で働きたい高齢者の仕事おこしを目指し、全日自労(現 建交労)という労働組合が中心となり、自治体の協力も得ながら、大田市中高齢者事業団として1979年3月に発足しました。
 労働者が主人公となって運営する組織で、地域社会とそこに暮らしている人々に喜んでもらえる「よい仕事」に取り組み、事業開拓と就労創出を進めています。
 高齢者だけではなく専門職の若手組合員が増える中で、自らを「労働者協同組合=ワーカーズコープ」と位置付けています。

「労働者協同組合=ワーカーズコープ」とは
 労働者協同組合とは、労働者が自ら「出資」し、自ら「労働」し、自ら「経営」する、この三つのことを一つのものとした協同組合です。自ら出資し、働き、経営にも参加するということで、雇う、雇われるといった関係ではなく、資本主義的な搾取もない、働く者が主人公の組織です。
 営利を追求するのではなく、人と地域に必要とされる仕事を協同して事業化し、自分たちの労働と生活を確保するとともに事業(就労の機会)を創出してまちづくりに寄与することを目的としています。


理念

人と地域に必要とされる仕事をおこします。

 過疎と高齢化が進む島根県において、若者が子供を産み育て、高齢者が安心して住み続けるために必要な仕事をおこし、就労の場を広げます。

 1.地域福祉事業      高齢者・障がい者の立場に立った介護サービスの提供

 2.生活総合事業      日常生活でお困りの方へ適時・適切なサービスの提供

 3.ビル総合管理事業    病院から高齢者介護施設・公共施設・店舗・住宅の管理

 4.指定管理施設の運営   大田市葬斎場の指定管理

 5.高齢者就労事業     緊急雇用創出事業や大田市道路維持補修事業



非営利・協同のネットワークを広げます。
 世界的なグローバル企業化と市場経済至上主義により、競争と分断が社会全体に押しつけられ、「格差と貧困」が絶え難いまでに増大しています。
 人や組織が経済活動をするのは営利(儲け)のためだけではありません。お互いが生活するために必要な衣食住を提供し合い、自分の幸せと同時に他者の幸せを想い合い共存共栄していくために、非営利・協同のネットワークを広げます。
 しまね就労福祉事業団は、ICA(国際協同組合同盟)やJJC(日本協同組合連絡協議会)の活動に参加しています。

 

「共生と協同」の地域づくりを目指します。

 金融資本主義と市場経済は伝統的な物づくりの技術や文化を荒廃させ、生産者と消費者の顔の見える関係をなくし、労働者の生活や生きがいを奪っていきました。私たちは地域に貢献して一人ひとりが労働の尊厳をもって働き、人間の心が通い合うような経済社会領域を築き上げ、「共生と協同」を実感できる地域社会の創造を目指します。

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