組織概要

私たちは働く人が自ら「出資」「労働」「経営」参加し、協力して働く場を作り出す組織です。

 私たちの目的は、利益の追及ではありません。地域社会や人々のニーズに応え、必要とされる仕事を共同して事業化すること、自分たちの労働と生活を確保するとともに事業(就労の機会)を創出してまちづくりに貢献するすることを目的としています。そこには、中高年の方々や障がいを持つ方、子育て世代、そしてこれからキャリアを築く若い世代など、さまざまな方々が参加しています。

 私たちの職場は、学歴や年齢、性別、障がいの有無に関係なく、誰でも活躍できる環境です。それぞれが自分の得意分野や経験を生かしながら、お互いを支え合う温かい職場を目指しています。運営や仕事についても全員で違憲を出し合い、話し合いながら決めています」。このように、すべての組合員が経営に参加し、自分たちの働く場をより良いものにしていく協同の仕組みがあります。
   

 企業組合は、中小企業等協同組合法に規定された協同組合です。生活協同組合(コープ・医療生協)や農協協組合(JA)など組合員が組合事業を利用する「利用協同組合」とは異なり、組合員が事業夏同に直接従事し、第三者に向けて事業行為を行うところに特徴があります。企業組合には、営利・非営利や事業範囲の制約はありませんが、多くの組合は営利追求型ではなく、理念や志・希望等に共感する事業者、勤労者、失業者、主婦、学生などの個人又は法人や任意グループが4人以上集まり、有限責任制出資事業体として組合員の相互扶助を目的として事業活動をしています。
   

理念

人と地域に必要とされる仕事をおこします。

 過疎と高齢化が進む島根県において、若者が子供を産み育て、高齢者が安心して住み続けるために必要な仕事をおこし、就労の場を広げます。

 1.地域福祉事業        高齢者・障がい者の立場に立った介護サービスの提供

 2.生活総合支援事業      日常生活でお困りの方へ適時・適切なサービスの提供

 3.ビルメンテナンス事業    病院から高齢者介護施設・公共施設・店舗・住宅の管理

 4.就労訓練事業        生活困窮者の就労訓練事業



非営利・協同のネットワークを広げます。
 世界的なグローバル企業化と市場経済至上主義により、競争と分断が社会全体に押しつけられ、「格差と貧困」が絶え難いまでに増大しています。
 人や組織が経済活動をするのは営利(儲け)のためだけではありません。お互いが生活するために必要な衣食住を提供し合い、自分の幸せと同時に他者の幸せを想い合い共存共栄していくために、非営利・協同のネットワークを広げます。
 しまね就労福祉事業団は、ICA(国際協同組合同盟)やJJC(日本協同組合連絡協議会)の理念に賛同しています。

 

「共生と協同」の地域づくりを目指します。

 金融資本主義と市場経済は伝統的な物づくりの技術や文化を荒廃させ、生産者と消費者の顔の見える関係をなくし、労働者の生活や生きがいを奪っていきました。私たちは地域に貢献して一人ひとりが労働の尊厳をもって働き、人間の心が通い合うような経済社会領域を築き上げ、「共生と協同」を実感できる地域社会の創造を目指します。

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