島根県建築板金技能士会

 

【目  的】

 本会は会員相互の協調と技能水準の向上を図り、信頼される技能士としての自覚と責任を高め、以って産業の発展と技能労働者の社会的地位の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。

【会  員】

会員数51名(令和3年9月1日現在)
   会 長 𠮷水 博(島根県技能士会連合会理事)

   副会長  仲田 満

【主な事業】

(1)技能向上に関する各種研修会及び講習会等を行う。
(2)技能検定制度及び職業訓練制度の普及啓蒙を行う。
(3)しまね技能フェスティバルに参加する。

 

しまね技能フェスティバル


 毎年秋口に開催される「しまね技能フェスティバル」に参加しています。
フェスティバルでは島根県建築板金技能士会、青年部、技能研究部会が合同で銅板「へら出し」の体験コーナー、折り鶴、兜、線香入れなどの銅細工の展示即売も行っています。是非、お気軽に「しまね技能フェスティバル」にお出掛け下さい。

ものづくり体験教室


 既製品で埋め尽くされている現在、手作業で「もの」を作り上げていく体験が少ないことから、国の職業意識形成支援事業の一環として、島根県技能士会連合会の会員を中心に島根県内の次代を担う子供達に「ものづくり」の楽しさや感動を直に体験してもらおうと平成13年より「ものづくり体験教室」と称して開催されています。
 当会では各地の中学校を対象に銅板レリーフの基礎ともなる銅板「へら出し」という体験をしてもらい大変好評を得ております。
残念ながら平成17年度からは対象が中学校のみと縮小されましたが今後も継続して開催が予定されておりますので、是非とも島根県内の中学生の皆様には体験して頂きたいと思います。
(島根県内の中学校へは毎年3月頃に島根県商工労働部雇用政策課よりご案内があります。)

銅板レリーフ 「へら出し」


 「へら出し」とは銅板レリーフ画の基礎となる技法で銅板に絵を描き、銅板の裏側から竹へらで押して伸ばし、膨らませることによって立体的な形に仕上げていく技法です。
体験教室では0.15ミリの非常に薄い銅板を使い、銅板に元絵をテープで貼り付け、赤いボールペンで力強くなぞっていきます。
銅板は薄く非常に柔らかいので絵がすぐに写ります。次に銅板の裏側から写った絵の中側を竹へらで押して写真のように立体的に仕上げていきます。(なお、写真は薬品を使い着色してあります。)