島根県板金工業組合では、平成12年に施行された「住宅の品質確保促進法」に対応すべく責任施工制度を立ち上げ、早や8年の歳月が過ぎました。保証書発行枚数も260件にもおよび、初めは公共物件中心に保証物件が出ておりましたが、近年では民間物件での保証が増え、民間物件の施工要領書に保証書発行が明記されるなど、少しずつではありますが制度が認知されてきたと実感しております。
責任施工制度とは、従来培ってきた技能、技術を以って、施工した屋根や外壁などに対し、10年間の施工保証を行い、万一、期間中に施工者側のミスなどで事故(雨漏りなど)を生じさせた場合には施工した屋根や外壁などの不良箇所を無償で修理を行う制度です。またその上に任意ではありますが、生産物賠償責任保険に加入した事業所であれば、万一の事故の際に財物にも損害を出した場合には、その損害に対し最高2,000万円まで補償することもできます。
この度の講習会は、新しく平滑屋根が保証品目に追加され、平成21年2月21日(土)の松江会場(くにびきメッセ)を皮切りに3月7日(土)に出雲会場(出雲商工会議所)、3月8日(日)に益田会場(ジャストホール)の3会場で開催致しました。
3会場で行った講習会の参加者は合わせて115名にものぼり、講習では天野理事長の挨拶に始まり、責任施工制度の概要から保証申請方法まで4人の講師が説明し、熱の入った講師ぶりに受講者も熱心に耳を傾けていました。
過去には構造計算の問題や悪質なリフォーム業者などがメディアに取り沙汰されていましたが、この責任施工制度を活用することにより“島根県板金工業組合の組合員であれば安心だ”というPRにつながるものと信じています。
今回、この講習会で115名の責任施工制度検査員の誕生をここにご報告申し上げますとともに、検査員を中心に建築板金業界の発展と、お客様へ安心していただける施工を目指して今後も取り組んで参る所存でございますので今後とも宜しくお願い申し上げます。
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天野理事長挨拶(於:松江会場) |
熱心に聞き入る受講生(於:松江会場) |
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時折、冗談を織り交ぜながら熱弁する講師
(於:出雲会場) |
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