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作り手紹介

 
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和田海(わだかい)  

風工房「孝」

デザイナーとして活躍する父親の姿に影響を受け、「小さな頃から絵を描くことが好きであった」と和田さんは言う。
高校卒業後、大阪で某印刷会社にデザイナーとして就職するが、自分の思い描いていた「デザイナー」とはあまりにもかけ離れた現実を直視し、「自分の道」を選ぶため退社。
実家のある、島根県大田市に戻り、作り手として活動する中、21歳の時に「なすの花」と出会う。
現在、水彩画、工芸品の製作が活動の中心。トンボなどを描いた彼の水彩画は、どこか懐かしい風景、想いを感じさせ、人気を集めている。
和田さんは、自分の絵を見る人に、その絵から何かを感じてもらいたいと言う。なごみであり、癒しであり、感動でもあり、とにかくなにかを感じてほしいと。

また、「人の心に何かを感じさせることは今のスキルで到達している。ただ、そう自分で感じたときに、新たな目指すべき世界、壁ができるのだ。」と。その壁を壊していかなければ、上の世界にはいけないといいながら、和田さんは、その壁を楽しんでいるようにも見えた。
新しいチャレンジとして、油絵への取り組みを彼は考えている。一からの勉強が必要としながらも、目指すものは○○流ではなく、あくまで自分流。
有名になるとかどうとかではなく、「とにかく自分の美的センスを養いたい。そうすることが今の自分にもっとも必要であり、今後の自分にもっとも影響を及ぼすこと。」だと。
「家族との時間が一番大事。」といい、そのスタンスを貫き通す生活の中で、和田さんは「芸術の世界」、そして「自分」にチャレンジしている。

 




和田海(1978年生まれ)
2000年 越前大野「感性はがき展」入賞
同年6月 カラコロ工房「なすの花」にて詩画展
同年7月 ワイルズギャラリー(大田市)にて初個展
2001年 9月 ワイルズギャラリーにて個展「和海」
2002年 5月茶店ギャラリー「野の花」(大田市
にて山野草水彩画展
同年9月 ワイルズギャラリーにて個展「蜻蛉の集い」
同年11月 カラコロ工房「なすの花」にて二人展


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