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しまね住まいの学校 住まいに関するQ&A
 
「瓦」に関するQ&A
 
Q1. 瓦の働きについて教えてください。
Q2. 瓦の種類、バリエーションはどれくらいあるのですか?
Q3. 瓦の寿命は?
Q4. 防水性はどれくらいあるのですか?
Q5. 色あせはどれくらいありますか?
Q6. 瓦は火事に強いの?
Q7. 瓦屋根は夏涼しく、冬暖かいって本当?
Q8. 1軒の家にどの位の瓦が使われのですか?
Q9. 瓦は何故高いのですか?
Q10. 「葺き替え」と「葺き直し」の違いは?
Q11. 葺き替え工事を頼んで、実際に工事が始まるまでにはどんなやりとりがあるのでしょうか?
Q12. どんな業者を選べばよいでしょうか?
Q13. 瓦を葺き替えるときはどこに相談したらよいのでしょうか?
Q14. 屋根診断士に頼みたいがどこに頼んでいいのか分からない。
Q15. ある日突然、リフォーム工事業者と名乗る男性が「お宅の屋根を調査してあげる」とやってきました。まかせていいのでしょうか?
Q16. 事前調査や見積もりなどお金がかかるのでしょうか?
Q17. 屋根の葺き替え工事には立地条件とか、工事内容の違いが工事代金に反映されるのですか?
Q18. 瓦の工事費用はどのようにして決まるのですか?
Q19. 屋根のリフォームでもローンを使えますか?
Q20. 葺き替えの工事期間はどのくらいですか?
Q21. 屋根材の種類や色は選べるのでしょうか?
Q22. 周囲の家並みとは違った個性的な色の屋根材に葺き替えたいと考えていますが…。
Q23. 葺き替え前と葺き替え後の屋根材は同じ材質、形状でなければいけないでしょうか?
Q24. 瓦は全部新しく葺き替えなければだめですか?
Q25. 天井にシミができたが葺き替えた方がよいのですか?
Q26. 庭木の葉が落ちて雨どいが詰まっているが、屋根工事店でやってもらえるの?
Q27. 大雪の際に雪止め瓦は頼めば付けてもらえるの?
Q28. 瓦と同時に外壁の工事も頼めますか?
Q29. 葺き替えの間、室内の家具はどうすればういいのでしょうか?
Q30. 葺き替え中に室内の家具は移動しなくてはなりませんか?
Q31. 葺き替えで出た古い瓦や土、資材などは誰が始末するのですか?
Q32. BSアンテナや太陽熱温水器を付けたいが大丈夫でしょうか?
Q33. 屋根を塗装したいときはどうすればよいのでしょうか?
Q34. 工事中に雨が降った際に、家の中は大丈夫ですか?
Q35. 工事中に雨が降ってきたら、家財は濡れてしまうのではと心配です。
Q36. 工事中、職人さんたちの昼食やお菓子は出すべきでしょうか?
Q37. 屋根の定期診断は自分でできますか?
Q38. 瓦のメンテナンスって必要なの?
Q39. 環境にやさしい瓦ってあるのですか?
Q40. 瓦にやさしい環境ってあるのですか?
Q41. 使わなくなった瓦をリサイクルする方法は?
Q42. 屋根にあった瓦を地面に降ろしておくと行けないと聞いたことがあるが?
Q43. 屋根以外に瓦を家の中で使う部分はあるの?
Q44. 洋風の家にも合う瓦ってあるの?
Q45. ガラス瓦について詳しく教えて欲しい。

Q1.瓦の働きについて教えてください。
耐火性、劣化防止に優れています。耐荷重性のある家については非常に適しています。また施工ガイドラインが出されていますので、参考にされるとよいでしょう。
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Q2.瓦の種類、バリエーションはどれくらいあるのですか?
基本的には1軒の家には14種類の瓦でできるものが多いです。全ての瓦の種類を挙げれば2,500種類ぐらいになりますが、現実的には50〜100種類になります。それに色別となると数10色有り、相当の数になりますが、基本色は5色ぐらいで約95%になります。従って、バリエーションからいえば非常にたくさんあります。
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Q3.瓦の寿命は?

製品の凍害保証は25年保証ですし、塩害に強いことも石州瓦の特徴です。
昔から山口・島根・鳥取・丹後地方(石州瓦)〜北越地方(福井・富山:越前瓦、石川:能登瓦、新潟:安田瓦)はもちろん山形・秋田・青森県に至る日本海沿岸地帯に瓦が葺かれているのは、寒さ・凍てと塩害に強いからです。瓦の寿命は長いものでは100年以上持つものもあります。瓦は水瓶と同じ原料ですので、原料土の良さが長く持つ理由です。以前は瓦を葺くときには雨風が入ってきたときに土がカバーするように土葺きでしたが、現在は瓦の形状、工法が違いますので葺き替えのときに土葺きで使われていた古い瓦が使えないということはあります。現在の住宅は以前のように耐久消費財的な住宅ではなく、手入れをすれば長く持つという住宅が増加してきており、その意味では瓦は屋根材として十分応えることができます。

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Q4.防水性はどれくらいあるのですか?
現在は雨水が瓦の下まで行かないように瓦の形状に工夫がしてあり、割れない限りかみ合わせから入ることはほとんどありません。ただ屋根の勾配が緩くなるほど雨水が入る確率は高くなりますので、瓦は勾配のある屋根に適しています。
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Q5.色あせはどれくらいありますか?
基本的には色あせることはありませんが、色によっては経年変化で色があせることはあります。
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Q6.瓦は火事に強いの?
断熱性と耐火性は非常に優れています。アメリカ‐特に南カリフォルニアの様に山火事の多い地域では、新築に粘土瓦を奨励したり、粘土瓦が葺かれた家屋は火災保険額が低い、といった事例もあるようです。
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Q7.瓦屋根は夏涼しく、冬暖かいって本当?
断熱性に非常に優れており、外気温度を遮断しますので、夏涼しく、冬は暖かいです。
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Q8.1軒の家にどの位の瓦が使われのですか?
桟瓦(普通の瓦)で53枚/坪です。屋根形状によって異なりますが、(目安として)30坪の家ですと約3,500枚(桟瓦は1,600枚)葺くことになります。
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Q9.瓦は何故高いのですか?
何が高いかによります。確かにイニシャルコスト(初期投資)は他の屋根材に比べて高くなります。しかしランニングコスト(色の塗り替え等メンテナンスなどの維持費用)は他の屋根材に比べてほとんどかかりません。従って、イニシャルコストとランニングコストの合計で比べると決して高いものではありません。
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Q10.「葺き替え」と「葺き直し」の違いは?
「葺き替え」はすでに葺かれている屋根剤材を新しい屋根材に吹き替えることです。「葺き直し」はズレたり、浮いたりしている部分を施工し直すことで、新しい屋根材をまったく使わない場合や、一部新しい屋根材を補充する場合があります。補充する場合は同じ屋根材でも寸法互換性に気をつけて施工されます。
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Q11.葺き替え工事を頼んで、実際に工事が始まるまでにはどんなやりとりがあるのでしょうか?
普通は仕事にかかる前に工事店による下見があります。屋根に上がって状況をチェックし、ユーザーの要望を聞いてから見積もりが提出されます。新築と違い、古い屋根材の降ろし作業などもありますから、見積もりが細かくなって当然です。条件が合えば金額、支払方法などが決定し、いつから工事を開始し、いつ終わるかが決まります。近隣への気遣いをする業者であれば安心でしょう。ちょっとした修理の場合でも書面による契約ということを忘れないで下さい。
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Q12.どんな業者を選べばよいでしょうか?
屋根工事店にご相談してください。
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Q13.瓦を葺き替えるときはどこに相談したらよいのでしょうか?
専門の瓦屋根工事業者に相談された方がよいでしょう。
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Q14.屋根診断士に頼みたいがどこに頼んでいいのか分からない。
瓦を葺く技術・技能を身につけるには5〜6年かかりますので、永年やっていらっしゃる技術者がいらっしゃるところは安心ではないでしょうか。また瓦屋根設計施工ガイドラインが出されていますのでそれを参考にされるのがよいと思います。
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Q15.ある日突然、リフォーム工事業者と名乗る男性が「お宅の屋根を調査してあげる」とやってきました。まかせていいのでしょうか?
地元の建設業者や屋根工事店に相談するのが一番です。修理とは名ばかりのことを強引にされ、法外な工事代金を請求されるケースが増えています。店名もでたらめ、名刺の住所、電話番号もインチキ─悪質業者に注意しましょう。
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Q16.事前調査や見積もりなどお金がかかるのでしょうか?
原則としてかかります。下から見上げただけでは適切な見積もりはできません。屋根にあがってしっかり実地調査する必要があります。しかし最近では見積無料をうたう屋根工事店もあります。
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Q17.屋根の葺き替え工事には立地条件とか、工事内容の違いが工事代金に反映されるのですか?
当然です。材料の搬入・搬出をするとき、狭小地などでは人手がかかります。そうした立地条件では割高になります。また下葺材のグレードを上げたり、耐震・耐風工法で屋根を強化する場合などは割増料金になるでしょう。
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Q18.瓦の工事費用はどのようにして決まるのですか?
屋根の形状及び面積、現場状況、瓦の種類・色・施工方法、によって金額が決まります。 又、“新築の場合”と“屋根の葺き替えやリフォーム・増改築の場合”では、工事期間も工事金額も異なります。専門の瓦屋根工事業者さんに相談されることをお奨めします。
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Q19.屋根のリフォームでもローンを使えますか?
使えます。屋根工事店がクレジット会社と提携して行っている「屋根工事ローン」のほかに、民間金融機関や自治体、また住宅金融公庫でも「リフォームローン」を設けております。
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Q20.葺き替えの工事期間はどのくらいですか?
天候にも左右されますが、好天が続いて連日行った場合、たとえば粘土瓦の全面葺き替え工事だと100゚程度の屋根で、おおよそ1週間と言われます。古い屋根材をめくり、屋根の下地に異常がなければ、古瓦降ろしから実質的な作業がスタートすると考えて下さい。事前に書面などで確認しておいた方がいいでしょう。
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Q21.屋根材の種類や色は選べるのでしょうか?
もちろんです。屋根材の種類は豊富です。またさまざまな色彩、形状も用意されています。屋根工事店の中には要望を聞いたり、カタログを提示して具体的な屋根材、色の提案をしてくれるかもしれません。
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Q22.周囲の家並みとは違った個性的な色の屋根材に葺き替えたいと考えていますが…。
屋根は住宅の外観を覆い、結果としてその街の景観を作ります。言うなれば社会的な財産です。基本的には自由ですが、町並みに配慮して欲しいものです。「街並み協定」が結ばれていたり、自治体で景観条例を定めている地域もあります。
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Q23.葺き替え前と葺き替え後の屋根材は同じ材質、形状でなければいけないでしょうか?
そんなことはありません。屋根材が葺き替え前と後で異なっても基本的にはかまいません。ただ新たに葺かれる屋根材が住宅構造・デザインに合ったものかどうか、確認しなければなりません。その判断は屋根工事店や建築業者が行うはずです。
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Q24.瓦は全部新しく葺き替えなければだめですか?
基本的には全部葺き替える必要はありませんが、サイズの違いや工法の違いなどでは変えないといけない場合があります。
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Q25.天井にシミができたが葺き替えた方がよいのですか?
必ずしも屋根の問題ではないときもありますので、専門の屋根工事業者に見てもらった方がよいと思います。
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Q26.庭木の葉が落ちて雨どいが詰まっているが、屋根工事店でやってもらえるの?
是非ご相談してください。
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Q27.大雪の際に雪止め瓦は頼めば付けてもらえるの?
作業は可能ですが、気象条件や積雪量により作業の安全性を確認する必要がありますので、事前に屋根工事店にご相談されることをお奨めします。
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Q28.瓦と同時に外壁の工事も頼めますか?
3点セット(屋根、壁、樋)の工事店であれば大丈夫です。
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Q29.葺き替えの間、室内の家具はどうすればういいのでしょうか?
一般的な葺き替え、修繕工事では家具を移動したり、仮住まいを探す必要はありません。家具はもとより、これまで通りの生活が送れます。また作業の中心が屋根の上であって室内のリフォームとは違うため、プライバシーも侵害されません。
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Q30.葺き替え中に室内の家具は移動しなくてはなりませんか?
全く必要ないというわけではありません。土葺きの屋根である場合には移動しないといけません。また、土葺きでない場合も部分的には移動しなければならない場合があります。
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Q31.葺き替えで出た古い瓦や土、資材などは誰が始末するのですか?
事業者負担が原則です。葺き替え工事の元請けが屋根工事店なら、屋根工事店がすべて持ち帰ります。見積もりに「廃材処理費」の項目が入っている業者は、信頼のおける屋根工事店と言えましょう。
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Q32.BSアンテナや太陽熱温水器を付けたいが大丈夫でしょうか?
大丈夫です。
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Q33.屋根を塗装したいときはどうすればよいのでしょうか?
屋根の塗り直しは瓦の場合必要ありません。これが瓦の特徴の一つです。
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Q34.工事中に雨が降った際に、家の中は大丈夫ですか?
屋根工事の場合には屋根の下にルーフィング(防水紙)を敷きますので大丈夫です。また棟の部分にはブルーシート等の養生をしますので雨漏りの心配はありません。
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Q35.工事中に雨が降ってきたら、家財は濡れてしまうのではと心配です。
屋根工事店の多くは天気予報を常に頭に入れて仕事に当たりますし、また古い屋根材を降ろした後でも下葺材が施工されているので、雨もりの心配はありません。それでも万が一、工事中に雨もりされて天井や壁、家具などを汚してしまった場合、全瓦連の第三者賠償共済制度の加入業者であれば、保険会社から屋根工事中の第三者(対物・対人)に対する損害が賠償されます。
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Q36.工事中、職人さんたちの昼食やお菓子は出すべきでしょうか?
基本的に気遣い無用です。工事業者は昼食持参で現場に来ます。ただ休憩時のお茶などは出されているようです。
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Q37.屋根の定期診断は自分でできますか?
屋根の表面だけでなく、屋根の下も見る必要がありますので、屋根工事業者に見てもらった方がよいと思います。
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Q38.瓦のメンテナンスって必要なの?
瓦が割れたりしない限り、基本的にはメンテナンスの必要はありません。現在は瓦がずれたり、飛ばないような工法で工事をしていますのでメンテナンスはほとんど必要ありませんが、5年に1回程度の点検をお奨めします。
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Q39.環境にやさしい瓦ってあるのですか?
日本書紀に「崇峻天皇元年(588年)、百済国より仏舎利・寺工・瓦工を献ず・・・」という史実(日本初の瓦葺建造物“飛鳥寺-596年”建立の為)があります。環境にやさしい建材だからこそ、粘土瓦は1400年以上も日本の建造物の屋根に葺かれていると言えるのではないでしょうか。
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Q40.瓦にやさしい環境ってあるのですか?
瓦は美観的にも優れ、加えて瓦そのものが劣化するものではなく、また壊れにくく、長く持つものです。無駄なものを作らないということでも環境にやさしい製品です。また健康に害のある物質が含まれておらず、やがて自然に帰る製品です。屋根にあった瓦を再度屋根材として葺き直すこともできますし、壁材とすることもできます。また工場で発生した廃瓦はリサイクルとして再度原料にすることも行っています。
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Q41.使わなくなった瓦をリサイクルする方法は?
瓦のリサイクルは、要らなくなった瓦がどこで出たかによって違います。工場で出たときは(ねじれ等のため製品にならなかったもの)微粉砕をして原料に戻したり、粉砕をして固め、舗装材や透水タイル・ブロックにします。園芸用土壌の被覆土、雑草の生えにくい庭の散布用としてセラミックサンドも作っています。新築時あるいはリフォームのときの吹き替えで出たものは、運賃コストがかかりますのでミニ粉砕プラントでリサイクルができるよう、現在検討中です。
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Q42.屋根にあった瓦を地面に降ろしておくと行けないと聞いたことがあるが?
よく補修用に床下等に取っておくことはよくあります。例えば鯱、鬼瓦は家の威厳と防火の意味があり、その家を守っていてくれたものだから感謝の意味でそのように言われるかも知れません。
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Q43.屋根以外に瓦を家の中で使う部分はあるの?
雨風から家屋を守るというところには適しています。瓦をそのまま壁材として使うこともありますし、素材の特徴を生かし/形状を工夫し、インテリア壁材、表札、飛び石、タイル、ベンチなど様々なものに使えます。
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Q44.洋風の家にも合う瓦ってあるの?
洋風の色も形状もあります。一般的にはS瓦が洋風瓦ですが、ただ和瓦であっても色、家のデザイン等によって洋風になります。外国の街並みを見ると、雨の強い地域では屋根の勾配がきついなどの特徴があります。欧米では屋根材で雨風を防ぐという考えではなく、屋根の下のもので防ぐという考えがあり、日本と考え方が違います。
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Q45.ガラス瓦について詳しく教えて欲しい。
採光ガラス瓦があります。屋根を切り取る必要がありませんので、防水対策が必要ありません。採光の目的であれば、ガラス瓦が適しており、瓦と同じ耐久性があります。
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