木は生きものだから木だけがもっている特質を知ることが肝要です。@樹種A木材の異方性B乾燥や湿気による伸縮C節、この特質を理解したうえでさらに次の4つのことを考えねばなりません。@乾燥材を使うことA木表と木裏を上手に使い分けるB板目と柾目の性質を生かすC適材適所に木を使う。広葉樹は密度が高く狂いやすい木なので十分乾燥したうえで塗装して家具などに使います。住宅を建てる場合は、針葉樹の乾燥材を使うことがいいでしょう。柱には杉または桧、梁桁には松、土台は硬い防腐土台がいいでしょう。垂木は桧、筋違や間柱は米松か杉がいいでしょう。座板は杉、ラス野地は杉、梁丸太は地松、野縁胴縁は杉や北洋赤松が使われます。敷居は桧か洋桜、鴨居廻縁は杉、天井板は杉、階段は桧、他それらに準じた性質の木材を適材適所に使うことが大切です。 |